HPから「反省、おわび」削除した日本外務省を非難
−2015年9月3日−

 最近、日本外務省はインターネット・ホームページ(HP)上から村山(富市)氏など元首相らが言及した過去の侵略戦争に対する「痛切なる反省」と「心からのおわび」の内容を削除した。その一方、横浜市教育委員会は、来年春から市内の146の公立学校で日帝の侵略戦争を美化する歴史教科書を導入することを決定した。

 3日付の「労働新聞」は、「軍国主義の悪夢から一刻も早く覚めよ」と題する署名入りの論評で、これは明白に安倍(晋三)「談話」に従ったものであり、過去の犯罪の歴史を全面否定したものであると強調した。

 同紙は、犯罪者が自分の罪を認めないのは、改悛の情が全くなく再びそれを繰り返すという本心をもっているからであるとし、次のように指摘した。

 「帝国」を復活させて「大東亜共栄圏」を実現し、必ず「東方の盟主」になるというのが日本が狙う究極の目的である。

 ここで看過できないことがある。日本の反動層の汚れた野望の実現に純真な新しい世代が利用されているというまさにそれである。

 もちろん、新しい世代に対する歪曲された歴史の注入策動は今回が初めてではない。以前から日本の反動層は、歪曲された歴史教科書と右翼的色彩の強い出版物を通じて彼らに誤った歴史観、国粋主義思想を植え付けている。

 日本の新しい世代は、右翼の土壌でゆがんだ軍国主義思想を滋養分にして育った精神的奇形児になっている。日本の反動層は、このような精神的奇形児を突撃隊として駆り出して「大東亜共栄圏」の野望実現に利用しようとしている。

 侵略と犯罪の歴史を認めなければ賠償の責任を逃れられると考えることこそ、つまらない性根をもつ島国の連中の愚かで鉄面皮な打算である。

 日本は、軍国主義の悪夢から一刻も早く覚め、過去の犯罪の歴史を誠実に認めて心から謝罪し、十分に賠償しなければならない。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】

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