朝鮮総聯北海道本部捜索は卑劣な弾圧蛮行
朝鮮海外同胞援護委員会代弁人談話 
−2015年9月8日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮海外同胞援護委員会は8日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 わが共和国の尊厳ある海外公民団体である朝鮮総聯と在日同胞に対する日本の反動層の政治的弾圧策動が極めて重大な段階に至っている。

 去る6日、日本当局は、早朝から30余人の警官を駆り出して北海道朝鮮初中高級学校に対する横暴な捜索を行ったのに続き、朝鮮総聯北海道本部と本部会館内にあるすべての機関と同胞の家宅を捜索する暴挙を働いた。

 飲食店を経営するある在日同胞が在日本朝鮮青年同盟の活動家と学校の教員を実際に雇用したことがないにもかかわらず、日本の反動層は彼らの名義で雇用助成金を受け取ったのは「不正受給」に該当する「詐欺罪」であるとし、彼らが活動する学校と朝鮮総聯本部の会館に対する強盗さながらの捜索を行った。

 そして、ありもしない雇用助成金の給付申請書の作成を手伝ったとの口実で北海道朝鮮商工会の元経理室副室長を不当に逮捕し、朝鮮総聯本部会館内にある商工会事務室を捜索した。

 今回、日本当局がいわゆる「詐欺罪」を口実に多くのごろつきを駆り出して朝鮮総聯と在日同胞に対するファッショ暴挙をはばかることなく働いたのは、わが共和国と朝鮮総聯に対する耐えがたい挑発であり、極悪な犯罪行為である。

 朝鮮海外同胞援護委員会は、朝鮮総聯と在日朝鮮人に対する日本の反動層の卑劣で悪辣な弾圧蛮行を峻烈に断罪、糾弾する。

 極度に緊張した朝鮮半島の情勢が解消されつつあり、そのうえ朝鮮の創建節を控えた前夜に、日本当局が再び反朝鮮総聯茶番劇を演じた目的は火を見るよりも明らかである。

 それは、わが共和国と朝鮮総聯の地位が日増しに高まっている時に、朝鮮総聯が不法な犯罪行為を働く団体であるかのように歪曲して反朝鮮、反朝鮮総聯の雰囲気を意図的につくってエスカレートさせることで、それを通じて朝鮮総聯のイメージを汚し、全面的に弾圧するための口実を設けようとする下心の発露である。

 いま、わが軍隊と人民は、日本の反動層の日に日に増大する対決的な反朝鮮策動に込み上げる憤激を禁じ得ない。

 我々は、最近、日本の反動層が朝鮮総聯と在日同胞を対象に行っている強制捜査と逮捕行為を決して袖手傍観しないであろう。

 歴史的に、日本は米国の対朝鮮敵視政策に口を極めて便乗して朝鮮総聯と在日同胞を標的に反朝鮮・反朝鮮総聯策動を悪辣に行ってきた。

 在日朝鮮人は、日帝の植民地統治時代、徴用や徴兵で日本に強制連行された人々やその子孫であり、日本当局は彼らを特別に保護すべき法的・人道的責任を負っている。

 にもかかわらず、日本の反動層が朝鮮民族に強いた不幸と苦痛に対して誠実に反省し、謝罪する代わりにわが同胞に対する弾圧策動にさらに気炎を上げていることこそ、日本がわが人民の憎むべき敵、百年来の敵であることをはっきりと示している。

 日本の反動層が、朝鮮総聯と在日同胞に対する無分別な弾圧策動に狂奔すればするほど、わが軍隊と人民の対日憎悪心は、百倍、千倍に高まるであろう。

 日本当局がいくら虚偽と捏造で反朝鮮総聯弾圧騒動にしがみついても、朝鮮総聯の義に徹した愛国・愛族活動を絶対に阻めない。

 日本当局が真に朝日関係の改善を願うなら、朝鮮総聯と在日同胞に対する無分別な政治的弾圧と人権蹂躙行為を直ちに中止し、不当に逮捕した在日同胞を即時釈放しなければならない。

 日本当局が我々の再三の警告にもかかわらず、朝鮮の尊厳ある海外同胞組織である朝鮮総聯に対する弾圧策動に引き続きしがみつくなら、そこからまねかれるすべての結果に対して全責任を負うことになるであろう。

 我々は、日本当局の態度を注視するであろう。【朝鮮通信=東京】

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