岸田外相の慰安婦像「適切移転」発言を非難
−2016年1月21日−

 先日、日本の岸田(文雄)外相が先頭に立って南朝鮮と性奴隷問題に決着を付けることにしたことに伴い、ソウルにある日本軍性奴隷少女像が適切に移転されると認識していると述べた。

 21日付の「労働新聞」は、「傷ついた胸を刃物で切り付けるな」と題する署名入りの論評で、これは性奴隷犯罪と関連してもはや責任を負うことも、清算することもないという日本政府の立場を公式に宣言したも同然であると明らかにした。

 同紙は、過去の日本の性奴隷犯罪は、決して幾らかの金で世間知らずの相手を言いくるめて性奴隷の象徴をなくすことで解決する性質の問題ではないとし、次のように強調した。

 性奴隷犯罪に対する国家の法的・道徳的責任を認めて心から謝罪して賠償し、すべての被害者の踏みにじられた名誉の回復と再発防止措置を講じるときにのみ完全に解決される。

 世界には、本意であれ不本意であれ罪を犯した国が少なくない。しかし、このように日本のような道徳的に低劣で破廉恥な国はない。

 日本が稚拙に金に物を言わせて性奴隷像をなくそうとする目的は他にあるのではない。過去の侵略の歴史を覆い隠して過去の清算に対する国家的責任を回避しようというのである。

 日本がどんな権謀術数を尽くしても、歴史は事実どおりに残るものである。

 日本が歴史の真実に背を向けて、その責任を逃れようと引き続き卑劣に立ち回るなら、罪はそれだけさらに大きくなるであろう。

 世界は、日本の過去の犯罪の代価を必ず払わせるであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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