日本軍性奴隷「合意」は許しがたい反歴史的妄動
朝鮮歴史学学会代弁人声明 
−2016年2月6日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮歴史学学会は6日、全文次のようなスポークスマン声明を発表した。

 昨年末、日本と南朝鮮の執権勢力は、ソウルで外相会談なるものをおこない、日本軍性奴隷問題の「最終的かつ不可逆的な解決」に「合意」した。

 この会談で日本はうわべにすぎない「おわび」と幾らかの資金提供で事実上、自分らの過去の犯罪行為を否認し、その清算を回避したし、逆賊の群れである南朝鮮の執権勢力は日本の反歴史的行為を黙認し、ソウルにある日本大使館前に立つ日本軍性奴隷少女像の移転と国際社会での非難の中止を約束する永遠に許しがたい反民族売国行為を働いた。

 朝鮮歴史学学会は、歴史に背を向け、時代の要求、大勢の流れに逆行して日本軍性奴隷問題の「合意」をでっち上げた日本と南朝鮮の執権勢力、そして、今回の「合意」を背後操縦した米国の反歴史的妄動を共和国のすべての歴史学者の名で峻烈に断罪する。

 日本軍性奴隷犯罪は過去、日本帝国主義が国家権力を発動して侵略戦争の場で20万人の朝鮮女性に身震いする性奴隷生活を強要し、その大半を無残に殺りくした特大型の女性人権蹂躙犯罪、戦争犯罪であって、決して容易に覆い隠せない。

 逆賊一味の親日事大的・売国的性根と日本特有のずる賢さ、鉄面皮さの極みであるといえる今回の「合意」をめぐって世界が煮え繰り返っている。犯罪的な「協議妥結」後の1カ月余りの期間だけでも、今回の「合意」を「第2の韓・日条約」であると断じ、その全面無効を主張する抗議集会やデモなどが南朝鮮でほぼ毎日のようにおこなわれ、各国でも非難と糾弾の声が高まっている。

 米国と日本、南朝鮮の執権勢力が結託してでっち上げた日本軍性奴隷問題の「合意」は、全面無効であり、絶対に受け入れられない。

 わが共和国の歴史学者は、数十万の日本軍性奴隷犯罪被害者を再び冒涜した百年来の敵である日本と逆賊の群れであるかいらい一味とは、最後まで決算し、今後、日帝の性奴隷犯罪の真相をことごとく明らかにし、性奴隷問題を正しく解決するための南朝鮮と世界の進歩的学者との共同行動、連帯活動をさらに強化していくであろう。

 反人倫的な日本軍性奴隷犯罪には時効があり得ないし、罪悪の歴史は何によっても覆い隠せない。

 正義の筆鋒は、歴史の挑戦者を断固懲罰するであろう。【朝鮮通信=東京】


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