反朝鮮総聯政策がもたらした政治的テロ行為
−2016年9月16日−

 朝鮮中央通信社は16日、「反朝鮮総聯政策がもたらした政治的テロ行為」と題する論評を発表した。その全文は、次のとおり。

 我々の自衛的な核弾頭爆発実験の成功に慌てふためいた日本の反動層が、反朝鮮・反在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総聯)策動を狂乱的におこなっている。

 日本の執権者みずからが対朝鮮制裁措置をよりいっそう強化するという妄言を言い散らす一方、与野党は衆参両院で「対北朝鮮非難決議」の採択に合意した。

 日本のすべての新聞とテレビが我々にたいする非難報道を次々と流すなど、反朝鮮世論を急速に拡大するなか、日本の右翼ごろつきは去る9日から連日、朝鮮総聯中央本部に押しかけてあらゆる騒ぎを起こしている。

 数十台の街宣車を朝鮮総聯中央本部の前に集結させて大型拡声器で我々の「弾道ミサイルが、日本の排他的経済水域(EEZ)に落ちた」だの「核実験を糾弾する」だの「朝鮮総聯を日本から追い出す」だのの悪態を休みなく言い散らし、周辺に殺伐とした雰囲気をつくっている。

 さらには、10余人の日本のごろつきは数人ずつ組んで会館への侵入を試みるなど、朝鮮総聯と同胞にたいする威嚇・恐喝行為に執拗にしがみついている。

 朝鮮総聯中央本部にたいする右翼ごろつきの相次ぐ騒ぎは、日本の反動層の執拗な反朝鮮・反朝鮮総聯敵視政策の集中的産物であり、先軍の旗印のもとで日々上昇の一途をたどる朝鮮の威力にへそを曲げた者の一大茶番劇である。

 朝鮮の海外同胞組織である朝鮮総聯の権威とイメージを傷つけ、迫害と弾圧をさらに強化して日本社会全般に反朝鮮対決の雰囲気を鼓吹するための意図的で計画的な政治的挑発であるところにその重大さがある。

 いわゆる「国民感情」を口実に右翼ごろつきの騒ぎを意図的に、体系的に庇護、助長してきた日本の反動層の反朝鮮・反朝鮮総聯策動は、何によっても隠せない。

 わが人民は、日本の反動層が破廉恥にも過去に日帝が朝鮮民族に犯した途方もない罪悪を謝罪、賠償する考えはせず、自分らがいわゆる「被富者」であるかのように世論をミスリードし、朝鮮総聯の弾圧に熱を上げていることに込み上げる怒りを禁じ得ない。

 朝鮮総聯にたいする弾圧は、わが共和国にたいするもう一つの乱暴な主権侵害行為であって絶対に許せない。

 我々は、朝鮮総聯と在日同胞にたいする日本の反動層の卑劣な政治的テロと執拗な迫害策動を少しも黙過せず、断固対処していくであろう。

 日本当局は、右翼ごろつきの妄動にたいする全責任を負うべきであり、絶えずおこなわれる挑発行為を直ちに中止し、責任ある者を厳しく処罰しなければならない。

 我々は、日本当局の行動を鋭く注視するであろう。【朝鮮通信=東京】


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