岸田外相の「独自制裁」発言は笑止千万
−2016年10月28日−

 朝鮮中央通信社は28日、「日本の反動層は、自粛する方が良い」と題する全文次のような論評を発表した。

 最近、日本の反動層が、対朝鮮「独自制裁」を騒いで再び発作症状を見せている。

 去る25日、日本の岸田(文雄)外相は、我々の自衛的な国防力強化措置を持ち出して「国際社会と連携しながら強い圧力をかけていくことが重要である」だの「国連安全保障理事会を通じた取り組みと合わせて、独自の措置を検討している」だの何のと騒ぎ立てた。

 「北朝鮮と取り引きのある第三国にたいする措置の拡充や強化も含め、さまざまな可能性を検討している」と言い散らした。

 国際社会の前でいまだに敵国の帽子も脱いでいない日本が、屈辱外交の先頭に立った単なる岸田の類いが、自分の境遇も知らずに「制裁強化」だのを云々することこそ理にかなわないもので、笑止千万な行為である。

 日本は、20世紀に40余年間も朝鮮を占領し、あらゆる特大型の反人倫犯罪を働いた特等の戦犯国である。

 過去、日帝は、朝鮮だけでも840万余人の青壮年を強制連行して100余万人を無残に虐殺したし、10代の少女から既婚女性に至るまで20万人に及ぶ朝鮮の女性を拉致、誘拐、強制連行して戦場に引き連れて性奴隷生活を強要した。

 日帝のように他国の女性を侵略軍の狂気を高める手段として性奴隷にした犯罪国家は世界のどこにもない。

 戦時犯罪にたいする認定はおろか、むしろ朝鮮侵略そのものを合理化することで、わが民族の胸に永遠の恨みを残し、こんにちも被告席に立つ日本が被害国にたいして、いわゆる制裁を加えると言うこと自体が最も卑劣で極悪な挑発であり、二重三重の罪を積み重ねることになる。

 さらに、人権については口にする資格さえない最悪の人権犯罪国である日本が、誰それの「人権問題」を騒ぎ、労働者の海外派遣にまでかんぬきをかけようとするのは許せないもう一つの人権蹂躙犯罪であると同時に、主権国家の内政にたいする差し出がましい干渉である。

 岸田の発言は、日本こそ過去にわが人民に計り知れない不幸と苦痛を強いただけでなく、こんにちもわが国の自主的発展を阻もうと先頭で狂奔する千年来の敵であることを改めて明白に示している。

 米国をはじめとする敵対勢力の増大する対朝鮮圧殺策動に対処して、民族の自主権、生存権の守護の強力な宝剣であるわが革命武力の正義の核攻撃手段はいま、敵が少しでも動けば無慈悲なせん滅的攻撃を加える万端の先制攻撃態勢を維持している。

 日本が、主人に追従して反朝鮮制裁策動に狂奔すればするほど、自らが我々の照準器内にさらに近づく結果だけをまねくことになるであろう。

 それによる結果の全責任は、岸田のような日本の無分別な反動勢力が負うことになるであろう。【朝鮮通信=東京】


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