日本・南朝鮮軍事情報協定締結を非難
−2016年11月25日−

 中央通信によると、朝鮮外務省は25日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 日本と南朝鮮かいらいが、内外の一様な反対と糾弾にもかかわらず、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結した。

 米国の唆しで日本と南朝鮮かいらいが、我々の「核とミサイルの脅威」に対応するという口実を設けてGSOMIAを強行締結したのは、我々に対する許しがたい敵対行為である。

 いま、米国と日本をはじめとする敵対勢力の悪辣な反朝鮮策動によって、朝鮮半島では緊迫した軍事的対決と緊張状態が続いている。

 このようななかで日本と南朝鮮かいらいが軍事協力協定をでっち上げたのは、米国の対朝鮮敵視政策と核の威嚇・恐喝策動に加担して我々を討とうとする手先の行為であって、朝鮮半島で戦争の危険をさらに増大させる結果だけをまねくことになるであろう。

 日本と南朝鮮かいらいの策動は、朝鮮半島と地域の平和と安定を願うわが人民と国際社会の志向にたいする露骨な挑戦になる。

 今回の協定締結で米国が追求する米・日・南朝鮮三角軍事同盟が現実化することになったし、それによって世界最大のホットスポットである朝鮮半島と周辺地域の情勢はより不安定になり、平和と安全は新たな脅威に直面することになった。

 現実は、反朝鮮敵対行為に熱を上げている米国とその追従勢力こそ、平和と安定を破壊し、対決と緊張を激化させる張本人であることを明白に示している。

 わが共和国に反対する軍事協力協定の締結を通じて、日本は自分らの軍事大国化と再侵略野望実現の道を開こうと試みており、南朝鮮かいらいは史上最悪の統治危機を免れようと浅知恵を弄している。

 しかし、日本と南朝鮮かいらいの策動はむしろ自滅を促す愚かな行為である。

 敵対勢力の無分別な策動で戦争の暗雲がさらに低く垂れ込めている重大な情勢に対処して、我々は核戦力を中枢とする自衛的軍事力をあらゆる面から打ちかため、敵のさ細な挑発も先軍の鉄の拳で断固打ち砕くであろう。【朝鮮通信=東京】


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