日本の軍備増強と海外侵略野望に警告
−2017年2月25日−

 朝鮮中央通信社は25日、「日本の軽挙妄動を注視するばかりではない」と題する全文次のような論評を発表した。

 日本が我々の戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射に言いがかりをつけて迎撃訓練だの、新しい装備の導入だのと笑止千万に振る舞っている。

 日本政府は、迎撃態勢を強化するために新しい装備品の導入に関する検討を進めて具体的な対策案を作成し、次期中期防衛力整備計画(2019−23年度)に反映させることを明らかにした。

 これにもとづいて防衛省は、近く統合機動防衛力構築委員会で新しい装備品の導入に関する検討に着手するという。

 一方、防衛省の海上幕僚監部は、米海軍第7艦隊とともに我々の弾道ミサイルの脅威に対処した発射警戒態勢と迎撃能力の向上を目的としたシミュレーション訓練をおこなうと発表した。

 我々の戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射以降の騒々しい日本の動きは我々のミサイル発射を口実に自分らの海外侵略野望を覆い隠そうとする愚かな試みとして国際社会の嘲笑を買っている。

 敗北後、こんにちまで日本の海外侵略野望は消えたことがない。

 経済力に見合った軍事力の保有という名分のもとに毎年軍費支出を系統的に増やし、世界的に軍事費の成長が最も速い国になった。

 昨年末、日本の「毎日新聞」は、政府が2017会計年度予算で5兆1000億円を軍事費に割り当てることにしたと伝えた。

 現在の安倍政権に至って日本の軍事大国化、海外侵略野望はピークに達した。「自衛隊」の装備の規模が世界的な軍事強国の水準に追いついている。いつでも決心さえすれば核兵器をつくれる能力も備えたし、その運搬手段まで完成させた。

 「自衛隊」の作戦領域で地理的制限は完全になくなった。改定された「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)にもとづいて、「自衛隊」の活動範囲が全世界に拡大した。

 「自衛隊」は、攻撃型の侵略武力に完全に転換された。

 再侵略策動の最初の対象は、まさにわが国である。

 米国の対朝鮮敵視政策に積極的に便乗して日本列島を米国の大陸侵略の前哨基地としてゆだねてでもアジアの盟主の地位を必ず占めようとするのがまさに日本の打算である。

 日本の反動層は、誤算してはならない。

 こんにちのアジアは過去のアジアではないし、受難の大地として日本の軍靴に踏みにじられたわが国はこんにち、東方の核強国としての堂々たる地位を占めた。

 東北アジアをはじめ世界は、決して、日本の海外侵略策動をただ注視してばかりではない。【朝鮮通信=東京】


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