日本の過去の犯罪を総決算する
−2017年7月24日−

 朝鮮中央通信によると、6.15共同宣言実践北側委員会女性分科委員会と6.15共同宣言実践南側委員会女性本部、在日本朝鮮民主女性同盟、「在日韓国民主女性会」は24日、日本の「丁未7条約」捏造110年に際して、国内外の全同胞に送る全文次のようなアピールを発表した。

 日帝が侵略的な「丁未7条約」を捏造した時から110年の歳月が流れた。

 日帝が親日売国奴を唆して強圧的にでっち上げた「丁未7条約」は、わが国の内政を完全に掌握して「統監政治」を全面的に実施することで、国権を丸ごと強奪した世界に類例を見ない非法、不法で強盗さながらの侵略条約である。

 40余年間にわたる日帝の野蛮な植民地統治によって、840万余人の朝鮮青年が日帝が起こしたアジア大陸侵略戦争の弾よけとして連れて行かれ、死の苦役場で中世的な奴隷労働にさいなまれたし、実に100余万人が命を失った。

 20万人の罪のない朝鮮女性が、強制的に拉致されて戦場を連れ回されて日帝のけだものによって人間には想像できないあらゆる恥辱を強いられた。

 日帝の侵略者は、わが国の貴重な文化財と資源を手当たり次第に破壊、略奪したし、さらには、わが民族を完全になくすための前代未聞の民族抹殺策動までおこなった。

 日帝が働いた万古無比の罪悪は、歳月が流れ、世紀がかわっても決して忘れられないし、わが民族に犯した特大型の国家犯罪には時効がない。

 しかし、日本は、過去の罪悪にたいする誠実な謝罪や賠償はおろか、自分らの血なまぐさい侵略の歴史を歪曲するだけでなく、再侵略の野望を露骨にあらわにし、軍国主義の復活へと疾走している。

 我々、北と南、海外の女性は、日帝の「丁未7条約」捏造110年を迎え、千年来の敵である日本の過去の罪悪を総決算するたたかいの先頭に立つかたい意志を表明し、内外の全同胞に熱烈に呼びかける。

 1.日帝がわが国を不法に占領して、わが民族に働いた特大型の国家犯罪を総決算するたたかいにこぞって立ち上がろう!

 日本は、戦犯国、敗戦国として当然、わが国を侵略してわが民族に植民地奴隷の運命を強いた国家犯罪について誠実に謝罪、賠償すべき法的・道徳的責任を絶対に逃れられない。

 にもかかわらず、歴代の日本の支配層は、過去の犯罪を否定して隠蔽してきたし、いまでは、公然と侵略の歴史の美化、粉飾、合理化にしがみついている。

 日本の破廉恥でずうずうしい行為は、全同胞の込み上げる怒りをかっている。

 北と南、海外の全同胞が立ち上がって、永遠に許せない日帝の歯ぎしりする侵略犯罪の代価を百倍、千倍で払わせよう!

 朝鮮人強制徴用・徴兵および集団虐殺と文化財略奪をはじめ、わが民族に働いた日本の過去の罪悪を断罪、糾弾し、暴露、粉砕する連帯闘争をさらに果敢におこなっていこう!

 日本の万古無比の罪悪を黙認し、庇護する親日派残党の事大・売国行為を断固排撃していこう!

 2.前代未聞の日本軍性奴隷犯罪の代価を必ず払わせる民族あげてのたたかいに立ち上がろう!

 日本母性奴隷犯罪は、日帝が官権と軍権を動員して働いた天人共に怒れる特大型の反人倫的国家犯罪であり、わが民族の恥辱である。

 しかし、日本は、朴槿恵一味と結託して、いわゆる「合意」なるものをでっち上げ、 「最終的かつ不可逆的に解決した」「日本の謝罪はこれ以上ない」と騒ぎ立てて性奴隷被害者を極度に冒涜している。

 性奴隷被害者の血の恨みと人生破綻の代価は、何によっても挽回することも、補償することもできない。

 日本の性奴隷犯罪の真相を全世界に明らかにし、責任を回避して覆い隠そうとする日本の破廉恥で狡猾な策動を断固粉砕しよう!

 親日売国勢力が、日本と締結した屈辱的で不法な日本軍性奴隷「合意」を全面無効化し、破棄しよう!

 日本軍性奴隷犯罪を、百倍、千倍で決算し、被害者の血の恨みを必ず晴らそう!

 3.日本の軍国主義復活企図と再侵略野望を粉砕し、わが民族にたいする不当な敵対行為に反対するたたかいの炎を激しく上げよう!

 わが国にたいする日本の侵略野望は、昨日も、今日も変わらなかったし、明日も決して変わらないであろう。

 日本ではいまも、「竹島(独島)は日本固有の領土である」という妄言が毎日のように飛び出し、「防衛白書」と教科書に公然と明記されており、執権者が靖国神社に押しかけて軍国主義の亡霊をよみがえらせようとしている。

 これは、わが民族の尊厳と自主権にたいする乱暴な侵害であり、過去の侵略の罪悪にたいする全面否定である。

 内外の全同胞は、日本の鉄面皮な独島強奪策動を少しも許さず、徹底的に粉砕しよう!

 日本に再侵略の道を開き、民族の利益を売り渡す日本との軍事協定締結と「同盟強化」を阻止する活動をさらに力強くおおこなっていこう!

 在日同胞は、日本に強制的に連れて行かれて、あらゆる民族の蔑視と礼遇を受け、苦役に服した強制徴用者・徴兵者の子孫である。

 日本当局は当然、彼らを法的に保護し、生活を保障すべき責任があるが、これに背を向けてわが同胞の民族の尊厳と権利を無残に踏みにじっている。

 朝鮮総聯と在日同胞にたいする日本当局の不当で卑劣な政治的弾圧と人権蹂躙行為に反対して全民族が立ち上がろう!

 北と南、海外の女性団体は、全同胞が日本の特大型の過去の犯罪を総決算し、民族の尊厳と自主権を守る民族あげての愛国闘争を積極的におこなうものとの期待と確信を表明する。【朝鮮通信=東京】


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