米国は「対話の意志」の誠意示すべきだ
朝鮮外務省代弁人 
−2015年7月29日−


 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が朝鮮半島の核問題に関連する対話が開かれていない責任を、あくまでも我々に転嫁しようとしていることで29日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 米国務省の6者会談担当特使が去る25日から南朝鮮と周辺諸国を奔走し、自分たちは対話の扉を開いているが、我々が対話に臨むのを避けているだの、我々が異なる道に進む決断をすれば、自分たちは柔軟に対応するだの何のと、我々のせいで対話が再開されていないかのように世論をミスリードしている。

 理性をもつ人なら誰もが認めるように、朝鮮半島で対話がなく緊張ばかりが引き続き激化しているのは、米国の対朝鮮敵視政策、特に、その軍事的なあらわれである侵略的な合同軍事演習が続いているからである。

 我々ではなく、まさに米国が合同軍事演習のような敵対行為をやめて異なる道に進む決断をすれば、対話も可能になり、多くの問題が解決する。米国が、一方では銃声・砲声を引き続き響かせ、他方ではいわゆる「対話の意志」や「柔軟性」を唱えて騒ぎ立てることこそ、破廉恥と偽善の極みにほかならない。

 これは、最近、米国内でオバマ政府の対朝鮮政策が失敗したという非難が激しくなると、対話が開かれない責任を我々に転嫁して危機を免れようとする単なる浅知恵にすぎない。

 米国が合同軍事演習の中止で自分らの騒ぐ「対話の意志」の誠意を示すまでは、情勢激化の悪循環だけが続き、対話も行われないであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】




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