米は平和協定締結対話に応じよ
朝鮮外務省代弁人談話 
−2015年12月2日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省は2日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 最近、我々の周辺で朝鮮半島非核化と6者会談再開に関する旧態依然とした主張が引き続き繰り返されている。

 周知のように、我々は、朝鮮半島で戦争の危険を除去して緊張を緩和し、平和な環境を整えるために朝鮮停戦協定を平和協定にかえることに関する公明正大な立場を何度も宣明した。

 これに対して米国は、停戦協定を平和協定に転換する前に、まず非核化で重要な前進が遂げられなければならないと固執し、いまだに、あちこち歩き回って非核化と6者会談の再開について騒いでいる。

 歴史を振り返れば、我々は2国間および多国間構図で非核化論議を先行させたり、非核化と平和協定締結問題を同時に包括的に討議したりしてみたが、解決されたものは何もない。

 論理的に見ても、我々の生存そのものを脅かす米国の敵視政策が続き、朝米が依然として交戦関係にあるこんにちの現実で、我々が一方的に先に武装解除してこそ平和が到来するという米国の主張は、誰も納得できない。

 平和協定締結問題と非核化問題を一緒くたにすればどれも解決できないというのは、実践を通じて如実に証明された真理である。

 平和協定が締結されてすべての問題の発生の根源である米国の敵視政策の終息が確認されれば、米国の懸念事項を含むその他のすべての問題が妥結できる。

 平和協定締結の実質的で責任ある当事者である朝米が当然、前提条件なしに対座して平和協定締結問題をまず論議しなければならない。

 米国は術策を弄せずに、平和協定締結のための朝米対話に速やかに応じるべきである。【朝鮮通信=東京】


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