米の敵視政策は想像を絶する結果与えられる
朝鮮外務省代弁人談話 
−2015年12月16日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省は16日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 朝鮮半島で強固で恒久的な平和を保障するためのわが共和国政府の積極的で誠意ある努力が米国の悪辣な挑戦に直面している。

 我々は、世紀をまたいで長々60年以上持続している緊張と対決の悪循環を終わらせるための最も合理的な方途として平和協定の締結を米国側に提案した。

 我々が朝米間の平和協定締結を促しているのはまさに、すべての問題の禍根である米国の対朝鮮敵視政策を終息させるためである。

 我々に対する米国の敵視政策が終息して朝米間で敵対関係が解消してこそ、朝鮮半島で恒久的な平和と安定が実現するというのは、誰からも理解され、共感されている明白な道理である。

 にもかかわらず、米国は、我々の公正明大な提案に誠実に応じるかわりに、既に「失敗した戦略」の烙印を押された対朝鮮敵視政策を行動でさらに具体化することでこたえてる。

 最近、米国の対朝鮮「制裁」策動がさらに無分別になっているのがその代表的なものである。

 米国が、我々の武力・軍需・貿易機関と活動家、さらには外交官までむやみに「制裁」リストに挙げる茶番に引き続きしがみつくのには、我々の国際的イメージを傷つけて他国も我々との取り引きを避けるようにすることで、軍需工業部門はもちろん、民需分野を含む我々の経済全般を窒息させようとする不純な政治的企図が潜んでいる。

 米国当局者は口を開けば対朝鮮敵対意図がないと言っているが、行動は全く違っている。

 米国は、我々に対する病的な拒否感にとらわれるあまり、現実感覚を完全に喪失したし、相手が誰かも知らずに慌てふためいている。

 米国の「制裁」騒動はむしろ、我々の軍需工業部門の労働者階級の自力更生精神と自助努力をさらに発奮させるだけであり、結局、我々の軍需工業の国産化率を高めるだけである。

 米国がこのように時代錯誤な対朝鮮敵視政策に引き続きしがみつくなら、米国が望むものとは正反対の想像を絶する結果だけが与えられるであろう。【朝鮮通信=東京】


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