米国の国連での対朝鮮制裁履行討論会を非難
−2016年7月1日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が反朝鮮制裁圧力雰囲気を醸成しようと悪辣に策動しているのと関連して1日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 6月30日、米国は日本、南朝鮮かいらいとともに国連本部で不法な対朝鮮制裁履行と関連したいわゆる討論会なるものをおこなった。

 米国が国連事務局や安全保障理事会の何の委任もなく追従勢力を糾合して討論会をでっ上げたのは、国連史上類例を見ない卑劣な行為であり、国際社会に対する愚弄になる。

 我々が既に何度も宣明したとおり、一列強の不純な政治目的に盗用され、主権国家の自主権と生存権を乱暴に侵害する国連安保理の対朝鮮「制裁決議」は徹頭徹尾、公正性と適法性、道徳性を喪失した犯罪的な文書にすぎない。

 米国が、幾つかの追従勢力を率いて先頭に立って制裁の雰囲気をつくろうと手段と方法を選んでいないが、多くの国がこれに背を向けているのも、国連事務局そのものが対朝鮮「制裁決議」の法的基礎に関する説明を回避しているのも、まさにこれに起因する。

 米国は、国連安保理ででっち上げられた不法な対朝鮮「制裁決議」の効力があらわれなくなると、我々にたいする極悪で一方的な制裁措置を強行する一方で、日本と南朝鮮をはじめとする追従勢力を動員して各国を訪れ、我々との正常な経済貿易関係と外交関係まで断絶せよと強迫し、懐柔するつまらない茶番を演じている。

 このように幼稚で稚拙な行動が、国際的な嘲笑の対象になっているのはあまりにも当然である。

 自彊力(みずから勉めて励む、その力)で飛躍し、前進する我々に何らかの制裁や圧力が通用すると考えること自体が完全な誤算である。

 米国の核の威嚇と制裁が増大するほど、我々の核抑止力が質的、量的にさらに強化される結果だけをまねくことになるであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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