朝鮮人民軍礼式
−2013年4月25日−


 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍創建81周年に際した朝鮮人民軍の礼式が25日、錦繍山太陽宮殿広場で厳かに行われた。

 朝鮮労働党第1書記で国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官である金正恩元帥が広場の幹部席に姿をあらわした。

 崔竜海、張成沢、玄永哲、金格植、朴道春、金永春、李勇武、呉克烈、玄哲海、金元弘、朱奎昌、金昌燮、崔富一、李炳三の各氏をはじめ、朝鮮労働党中央軍事委員会委員、国防委員会委員、朝鮮人民軍指揮メンバーが幹部席にあらわれた。

 招待席には、金永南、朴奉珠、金慶喜、金己男、崔泰福、楊亨燮、姜錫柱、金養建、金永日、金平海、郭範基、趙然俊の各氏と各副総理、駐朝各国外交代表および武官団メンバーが着いた。

 市内の党中央指導機関メンバー、党、武力機関、勤労者団体、省、中央機関の活動家、朝鮮人民軍および朝鮮人民内務軍将兵、各階層の勤労者、反帝民族民主戦線平壌支部代表と海外同胞が礼式を見た。

 金日成主席と金正日総書記に崇高な敬意を表し、敬愛する最高司令官金正恩元帥に衷情を誓う最初の演説を朝鮮労働党政治局常務委員会委員である朝鮮人民軍次帥の崔竜海総政治局長が行った。

 崔竜海総政治局長は、朝鮮人民軍が歩んできた80余星霜の歴史は、白頭山の不世出の偉人たちの懐でチュチェ革命偉業完成の主力軍に絶えず成長し、強化されてきた栄光の歴史であり、敵の悪辣な挑戦と戦争挑発策動をことごとく粉砕して、党と領袖、祖国と人民をしっかり守ってきた勝利と偉勲の歴史であると強調した。

 また、偉大な大元帥たちの偉勲どおり、敬愛する最高司令官の指導に最先頭で忠実に従い、無敵の銃で白頭山の密林で開拓されたチュチェ革命偉業を最後まで完成する全人民軍将兵の決意を披歴した。

 キム・ミョンシク海軍司令官は、いま、米帝国主義侵略者は、超大型空母や原子力潜水艦の類いで我々を驚かそうとするが、最先端攻撃手段で武装した我が革命武力の前で先の祖国解放戦争時に注文津(江原道)の沖で水葬された米帝の重巡洋艦ボルチモアの境遇を免れないであろうと演説した。

 また、決戦の時刻だけを待つ海の決死隊員は、命令だけくだれば稲妻のように突入して侵略者の海賊船を残らず撃沈させることで、朝鮮南海を敵の最後の滅亡の墓にすると述べた。

 李炳哲航空・対空軍司令官は、いま、航空・対空軍の将兵は、金正恩同志を首班とする党中央委員会と錦繍山太陽宮殿を決死防衛する不屈、不変の信念をもって敵の運命に終止符を打つことになる最後の攻撃命令を待っていると指摘した。

 そして、一騎当千の航空隊は、出撃命令だけくだれば、帰ってくる燃料の代わりに核爆弾を満載して敵の牙城に猛虎のように襲いかかって残らず焦土にすると述べた。

 キム・ラクキョム戦略ロケット軍司令官は、我々のICBMには強盗である米帝の巣窟が第一の攻撃対象として入力されており、いま、戦略ロケット軍将兵の手は発射ボタンの上に置かれていると指摘した。

 また、米帝と追従勢力があえて先に発砲するなら、米帝は、真の核戦争の味、真の砲火の味がどんなものかを身震いするほど知ることになり、米帝の手先も恐ろしい核の惨禍の痛い目にあうことになるであろうと強調した。

 続いて、朝鮮人民軍創建81周年慶祝分列行進が行われた。

 金正恩元帥は、幹部席の前を歩武堂々と行進する隊伍に答礼した。

 航空機が、激しいエンジン音を上げて錦繍山太陽宮殿の上空でデモ飛行を行った。【朝鮮通信=東京】




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