朝鮮民主主義人民共和国

最高人民会議第12期第3回会議
−2010年6月7日−


会議報道


 朝鮮中央通信によると、朝鮮最高人民会議第12期第3回会議が7日、平壌の万寿台議事堂で行われた。

 会議には、最高人民会議代議員が参加した。

 朝鮮国防委員会委員長の金正日総書記が、会議に参席した。

 崔泰福議長が開会の辞を述べた。

 会議では、総理の解任および選出と組織問題に関する議題が討議された。

 会議では、第1議題として朝鮮労働党中央委員会政治局の提議により、金英逸代議員を総理の任を解き、崔永林代議員を総理に選出した。

 会議では、第2議題が討議された。

 金正日総書記の提議により、張成沢代議員を国防委員会副委員長に選出した。

 会議ではまた、一部の内閣メンバーの解任および任命を行った。

 郭範基、呉秀容、朴明善の各代議員を副総理、李周午代議員を軽工業相、鄭然科代議員を食料日用工業相、朴学先代議員を体育指導委員長の任を解いた。

 康能洙、金洛姫、李泰男、チョン・ハチョルの各代議員を副総理に、趙炳柱代議員を副総理兼機械工業相に、韓光復代議員を副総理兼電子工業相に、アン・ジョンス代議員を軽工業相に、チョ・ヨンチョル代議員を食料日用工業相に、朴明哲代議員を体育相に任命した。

 総理の崔永林代議員が宣誓を行った。

2010.6.7 朝鮮中央通信−朝鮮通信=東京


新国防副委員長、総理、副総理の略歴

張成沢国防委員会副委員長

 1946年1月22日に生まれた張成沢氏は、金日成総合大学(平壌)を卒業し、平壌市党指導員、1972年から党中央委員会指導員、副課長、課長、副部長、第1副部長、部長として活動した。

 2007年から党中央委員会行政部長として活動している。


崔永林総理

 1930年11月20日に生まれた崔永林氏は、人民軍に服務して除隊し、大学を卒業して経済技師の資格を取得した。

 同氏は、党中央委員会指導員、課長、副部長、第1副部長、部長、錦繍山議事堂書記室責任書記、政務院副総理、中央検察所長、最高人民会議常任委員会書記長として活動した。

 2009年から現在まで平壌市党責任書記として活動した。


康能洙副総理

 1930年2月21日に生まれた康能洙氏は、人民軍に服務して除隊し、金日成総合大学を卒業して朝鮮文学専門家の資格を取得した。

 同氏は、作家同盟中央委員会指導員、党中央委員会創作室長、作家同盟中央委員会副委員長、4.15文学創作団団長、朝鮮金日成花・金正日花委員会委員長、文化相として活動した。

 2010年初から現在まで党中央委員会映画部部長兼国家映画委員会委員長として活動した。


金洛姫副総理

 1933年11月11日に生まれた金洛姫氏は、人民経済大学を卒業し、協同農場管理委員長、郡協同農場経営委員長、道農業経営委員会委員長、党中央委員会副部長として活動した。

 2005年から現在まで黄海南道党責任書記として活動した。


李泰男副総理

 1938年6月25日に生まれた李泰男氏は、平壌機械大学を卒業して金属加工技師の資格を取得した。

 同氏は、羅南炭鉱機械工場(咸鏡北道)職場長、党中央委員会指導員、副課長、課長、降仙製鋼連合企業所(現在の千里馬製鋼連合企業所、平安南道)党責任書記、南浦市(平安南道)行政経済委員長、黄海製鉄連合企業所(黄海北道)党責任書記、道党責任書記、勝利自動車連合企業所(平安南道)党責任書記として活動した。

 2009年から現在まで平安南道党責任書記として活動した。


チョン・ハチョル副総理

 1928年4月22日に生まれたチョン・ハチョル氏は、大学を卒業して地質物理探査専門家の資格を取得した。

 同氏は、科学院研究士、室長、党中央委員会課長、地質総局長、鉱業部長、政務院責任参事、平安南道党経済書記、道経済指導委員長、党中央委員会部長、錦繍山議事堂書記室責任書記として活動した。

 2006年から現在まで党中央委員会計画財政部副部長として活動した。


趙炳柱副総理兼機械工業相

 1942年12月1日に生まれた趙炳柱氏は、龍城機械大学(咸鏡南道)を卒業して機械製作技師の資格を取得した。

 同氏は、龍城機械工場指導員、職場長、咸興コンプレッサー工場(同)支配人、龍城機械連合総局長、龍城機械連合企業所支配人として活動した。

 2005年から現在まで機械工業相として活動した。


韓光復副総理兼電子工業相

 1946年3月18日に生まれた韓光復氏は、金策工業大学(平壌)を卒業して電子工学技師の資格を取得した。

 同氏は、金属・機械工業委員会指導員、責任指導員、機械工業次官として活動した。

 2009年から現在まで電子工業相として活動した。
2010.6.7 朝鮮中央通信−朝鮮通信=東京



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