最高人民会議第13期第2回会議
−2014年9月25日−


 朝鮮中央通信によると、朝鮮最高人民会議第13期第2回会議が25日、平壌の万寿台議事堂で行われた。

 会議には、最高人民会議代議員が参加した。

 党、武力・政権機関、社会団体、省、中央機関、科学、教育、文学・芸術、保健医療、出版・報道の各部門の活動家が、オブザーバーとして参加した。

 全参加者は、金日成主席と金正日総書記を追悼して黙とうした。

 崔泰福議長が、開会の辞を述べた。

 会議では、最高人民会議の法令「全般的12年制義務教育を実施することについて」の執行状況の総括と、人事に関する議案が討議された。

 第1の議案に関する報告を総理の朴奉珠代議員が行った。

 報告によると、2012年9月に行われた最高人民会議第12期第6回会議で革命発展の新たな要求に即して全般的12年制義務教育を実施することに関する法令が発布された。

 全般的12年制義務教育を成功裏に実施するための事業が、全国家的、全人民的、全社会的な事業として力強く推し進められて貴重な成果がおさめられた。

 6年制中学校を3年制初級中学校と3年制高級中学校に分けて運営を始める事業を早期に終えたし、1年6カ月という短期間に第1次全般的12年制義務教育綱領を作成し、内容と形式が新しい教科書を編さんした。

 国家予算で教育部門に対する支出を増やし、国家計画委員会、財政省、道人民委員会と当該機関が、教育事業に必要な資金を計画どおりに充てることで、学校の物質的・技術的土台を強化できるようにした。

 法令発布以降この2年間、全国の学校で、教室を新たに建設または増築し、数多くの教具、備品を生産、供給した。

 朴奉珠総理は、教育部門に提起される課題について述べた。

 朴奉珠総理は、教員の陣容をしっかり整え、教員の水準と役割を決定的に高めることについて強調した。また、新しい学校の種類である技術高級中学校を試験的に設けるのに伴い、一般高級中学校では中等一般知識を主に教育し、技術高級中学校では一般教育とともに当該地域の経済的・地理的特性に合う基礎技術教育を施すための準備を責任をもって行わなければならないと述べた。

 そして、英才教育をはじめ、国の全般的な中等一般教育を新たな高い段階へ引き上げる事業を積極的に推し進め、教育科学研究機関の研究人員をしっかり整え、彼らの責任感と役割を強めることについて明らかにした。さらに、教育の条件と環境を社会主義文明国の体裁にふさわしく一新していくことについて述べた。

 会議で各討論者は、知識経済時代の教育発展の現実的要求と世界的推移に伴い教育の質を決定的に高めて新しい世代を完成した中等一般知識と現代的な基礎技術知識、創造的能力を備えたチュチェ型の革命人材にさらにたくましく育てていくのに寄与する決意を表明した。

 会議は、最高人民会議の決定「全般的12年制義務教育を全面的に実施し、その質を決定的に高めることについて」を採択した。

 会議では、第2の議案が討議された。

 崔竜海代議員を異動により朝鮮国防委員会副委員長の職を、張正男代議員を異動により国防委員会委員の職を解いた。

 敬愛する金正恩同志の提案により、黄炳瑞代議員を国防委員会副委員長に、玄永哲、李炳哲の両代議員を国防委員会委員に補選した。【朝鮮通信=東京】




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