金日成主席の祖国統一偉業に積み上げた不滅の業績
−2017年4月13日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮祖国平和統一委員会(祖平統)は13日、備忘録を発表し、次のように指摘した。

 金日成主席の生涯は、祖国と民族にたいする燃える愛と献身でつづられた生涯、わが民族の最大の宿願である祖国統一のためにあらゆる労苦と心血をすべてささげた生涯であった。

 祖平統は、国の統一を畢生の偉業にかかげてその実現のために生涯をすべてささげた金日成主席の永久不滅の業績を子孫万代に末永く伝えるため、意義深い太陽節に際してこの備忘録を発表する。

 国の統一をわが民族が主人となって民族自身の力で実現することに関する独創的な思想を示して自主統一の前途を切り開いたのは、金日成主席が祖国統一偉業の遂行に積み上げた特筆すべき不滅の業績である。

 主席は解放後、南朝鮮を占領した米帝の侵略的で分裂主義的な正体を見抜いて民族の永久分裂を阻み、国の完全な自主独立を実現するたたかいに全民族を力強く奮い起こした。

 主席は、米帝と李承晩かいらい一味によって北侵戦争の導火線が時々刻々と燃えていった峻厳な時期には、戦争の惨禍を防ぎ、国の平和的統一を実現するために大きな労苦と心血をささげた。

 戦争の砲声がやんだ後も主席は、国の統一を自主的に、平和的に実現することに関する多くの提案と方案を示したし、1960年には北南連邦制を実施する方法で祖国統一を遂げることに関する現実的で合理的な方途を示した。

 主席は1970年代初め、幅広い北南協議方針を示して隔絶状態にあった北南関係に風穴を開けて対話と協議の道を開いたし、72年5月初めには平壌で初の北南高位級政治会談をもたらして歴史的な4.4北南共同声明を採択するよう賢明に導いた。

 自主、平和統一、民族大団結の祖国統一の3大原則を中核とする7.4北南共同声明の採択は、主席が明らかにした一つの朝鮮路線、自主的平和統一方針の輝かしい勝利であったし、北南関係と祖国統一運動の根本の礎を築いた画期的な出来事であった。

 主席は、南朝鮮の悪名高い「維新」独裁者が7.4共同声明の基本精神を否定し、米帝を後ろ盾にして「二つの朝鮮」でっち上げ策動に狂奔した時も、祖国統一の5大方針を宣明して内外の分裂主義勢力の無謀な策動に鉄槌をくだし、自主統一路線を確実に堅持した。

 主席は、米帝と南朝鮮軍事ファッショ一味の極悪非道な分裂主義策動で祖国統一の前途に重大な難関が立ちはだかった1980年代には、最も公明正大な祖国統一方案である高麗民主連邦共和国創立方案を示して国の統一を自主的に、平和的に実現するための画期的な局面を開いた。

 1990年9月から北と南の総理を団長とする高位級会談が始まり、全同胞と世界の耳目が集まるなか、91年12月に歴史的な「北南間の和解と不可侵および協力・交流に関する合意書」が採択されたのは、主席の崇高な自主統一の意志と愛国献身の労苦がもたらした輝かしい結実である。

 祖国統一の前途にどんな厳しい難関が直面しても、少しの動揺もなく民族自主の原則を確実に堅持した主席の大胆な意志と卓越した指導によって1994年7月、ついに民族分裂史上初めて北南最高位級会談を開催できる歴史的契機がもたらされて、ひときわ全同胞の胸をふくらませた。

 崇高な愛国愛族の志で胸を燃やし、祖国統一の明るい展望を開いた主席が歴史的な北南最高位級会談をわずか数日後に控えて祖国統一の文書に最後の親筆を残して偉大な心臓の鼓動を止めたのは、五千年の民族の歴史にかってなかった大国喪であったし、統一を志向するわが同胞にとって最大の喪失であった。

 金日成主席は、高貴な生涯の全期間、精力的な思想・理論活動と壮大な実践で祖国統一のための強固な土台をきずいた。

 金日成主席は、祖国統一のためのたたかいで提起されるすべての問題を独創的に解決し、統一偉業遂行の礎となる貴い思想と路線、方針を明らかにした。

 特に、主席が祖国統一の3大原則と高麗民主連邦共和国創立方案、全民族大団結10大綱領をもたらしたのは、わが民族の祖国統一運動の歴史とともに末永く輝く不滅の歴史的な功績となる。

 主席が、わが祖国を自主、自立、自衛の社会主義強国に打ち立てたので、我々は米国をはじめ、敵対勢力の絶え間ない侵略と戦争挑発策動から民族の尊厳と安全をしっかり守り、祖国統一偉業を確信をもって前進させることができた。

 金日成主席は、限りなく崇高な徳望と熱い同胞愛を備えて全同胞を統一愛国の旗印のもとにかたく結集させ、民族大団結の新たな歴史をつづった不世出の大聖人である。

 金日成主席が切り開いて導いた祖国統一偉業は、金正日総書記によってしっかり継承されて勝利のうちに前進してきたし、こんにちは敬愛する最高指導者金正恩同志の卓越した指導のもとに新たな転換的局面を迎えている。

 総書記が民族分裂史上初めて2度の北南首脳対面と6.15共同宣言、その実践綱領である10.4宣言をもたらしたのは、自主統一の新たな時代を開いた特筆すべき民族史的な大功績である。

 金日成主席と金正日総書記の遺訓に従って、民族の宿願である祖国統一を必ず遂げようとするのは、敬愛する最高指導者金正恩同志の確固不動の信念であり、意志である。

 思想も、指導の風貌も、徳望も主席と総書記そのものである敬愛する最高指導者金正恩同志が陣頭に立っており、主席と総書記がもたらした高貴な統一愛国の遺産があるので、祖国統一偉業の勝利は確定的であり、わが民族の前途は限りなく明るく洋々としている。【朝鮮通信=東京】


inserted by FC2 system