金日成主席逝去15周年中央追悼大会
−2009年7月8日−


 朝鮮中央通信によると、金日成主席逝去15周年中央追悼大会が8日、平壌で厳かに行われた。

 金正日総書記が大会に参席した。

 大会には、党と軍隊、国家の幹部と党、武力機関、省、中央機関の活動家、朝鮮人民軍将兵、科学、教育、文化芸術、保健医療、出版報道部門の活動家、抗日革命闘士、革命烈士の遺族、会見者、縁故者、英雄、功労者、平壌市内の勤労者、在日本朝鮮人代表団、海外同胞、反帝民族民主戦線(反帝民戦)平壌支部代表が参加した。

 参加者は、金日成主席を追悼して黙祷した。

 朝鮮労働党政治局委員である朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長が追悼の辞を述べた。

 金永南委員長は追悼の辞で、金日成主席は朝鮮人民が5千年の歴史上初めて迎え、いただいた不世出の偉人であり、社会主義朝鮮の始祖、民族の父、チュチェの永遠なる太陽であると強調した。

 また、金日成主席は10代で革命の道に立った時から70星霜という長い間、朝鮮人民と世界の革命的人民の絶対的な支持と信頼を受け、朝鮮革命をひたすら勝利へと導き、人類の自主偉業の遂行で特出した貢献をしたことにより、我が人民の革命闘争史と人類史に末永く輝く不滅の業績を築いたと指摘し、次のように述べた。

 金日成主席は、不滅のチュチェ思想を創始し、その輝かしい光で時代と革命の前途を明るく示した傑出した思想・理論家であった。

 主席がチュチェ思想を創始して人間中心の独創的な世界観、国と民族、人民大衆の自主性を擁護し、実現する道をはっきり示した革命の指導思想を明らかにしたことは、人類の進歩的な思想と革命運動の発展において根本的な転換をもたらした大きな歴史的出来事であった。

 主席は、チュチェ思想に基づいて革命と建設のすべての理論・実践的問題に科学的解明を与えたことにより、人民大衆の自主偉業、社会主義偉業の最後の勝利をめざす輝かしい道を明示した。

 金日成主席は、チュチェの先軍革命偉業を開拓し、革命の銃で祖国と民族の運命を救った伝説の英雄であり、反帝闘争の新たな時代を開いた百戦百勝の鋼鉄の統帥者である。

 革命偉業遂行の各時期、各段階で銃重視、軍事重視の思想と路線を一貫して堅持し、革命武力の強化、発展に優先的な力を入れて革命と建設を軍事的にしっかり裏打ちするようにした金日成主席の革命活動史は聖なる先軍革命指導史であり、主席が創造した先軍の栄えある歴史と伝統は我が革命の永遠なる生命線になっている。

 金日成主席は、史上初めて人民大衆中心の社会主義国家を建設し、国と民族の永遠なる富強・繁栄のための強固な土台を築いた卓越した政治家、社会主義朝鮮の始祖である。

 革命指導の全行程で我が人民を自主精神が強い革命的人民に育ててきた主席は、人民大衆中心の力を信じ、彼らの底知れない精神力を奮い起こして勝利をなし遂げていく革命的大高揚の誇らしい伝統を創始し、その威力で短い歴史的期間に自主、自立、自衛の社会主義強国を築き、富強祖国建設の土台を強固にした。

 主席が生涯をささげて築き、遺産として残した貴い富は、社会主義祖国と人民の幸福のための万年の礎として輝いている。

 金日成主席は、国の統一をなし遂げることを民族の至上課題として打ち出し、祖国統一のための最も正確な道を明らかにし、その実現のために生涯の最期まで心血を注ぎ、労苦を尽くした祖国統一の救い星であり、全世界の自主化偉業の遂行に大きな貢献を果たして世界の進歩的人民の限りない尊敬と信頼を集めた世界政治の公認された元老であった。

 金日成主席の革命的生涯は、以民為天の崇高な理念を抱き、人民に対する最も熱烈な愛情と献身の歴史をつづった真の人民の領袖、慈父の偉大な一生である。

 人民がいてこそ革命もあり、政治もあると述べ、国号と軍隊の名称に始まり記念碑的創造物と国の貴いすべてのものを人民という言葉と結び付けて呼ぶようにし、生涯、人民行き列車に乗って人民と苦楽をともにし、人民のための道に喜びとやりがいを求めた父なる主席の偉大な愛情と献身の足跡は祖国の至る所に、我が人民すべての胸のなかに熱く刻まれている。

 実に、革命の大聖人であった金日成主席の輝かしい生涯と業績は、祖国と民族の限りない繁栄と人類解放偉業の勝利的な前進とともに不滅であり、父なる主席は我が軍隊と人民の胸のなか、人類の胸のなかで万代にまで生き続けるであろう。


 金永南委員長は、金日成主席の革命思想と偉業は金正日総書記によって輝かしく継承され、発展し、全面的に完成されていると指摘し、次のように続けた。

 金正日総書記は、主席の偉大な生涯が宿る我が国、我が祖国の運命、社会主義と人民の運命を一身に担い、歴史に前例のない過酷な試練と難関を切り抜け、主席の思想および偉業継承完成の栄光に満ちた革命闘争史を創造してきた。

 総書記が父なる主席をチュチェの最高聖地である錦繍山記念宮殿に生前の姿でいただき、チュチェ年号と太陽節を制定し、主席を共和国の永遠なる主席として仰ぐことを法典化するようにしたのは、領袖永生偉業を最も立派に実現させた偉大な業績であり、領袖に対する忠誠と崇高な道徳・信義の最高の精華である。

 総書記が、主席の先軍思想と路線を輝かしく継承して先軍政治を社会主義の基本政治方式として定め、全面的に実現することにより、チュチェ革命の新しい時代、先軍時代を開き、社会主義守護戦と反帝反米対決戦において連戦連勝の世紀的な奇跡を創造したことは、祖国と民族、社会主義偉業のために築いた大きな功績である。

 金正日総書記の百戦百勝の先軍革命指導の下に我が祖国は、革命の首脳部の周りに千万軍民が一枚岩のごとく一心団結する不敗の政治・思想強国、いかなる大敵も撃破する無敵の白頭山革命強軍と強力な核戦争抑止力を持つ世界的な軍事強国として威容をとどろかしている。

 主席への限りない衷情を備え、主席の思想と偉業を最も清らかに完璧に継承し、発展させている金正日総書記の賢明な指導によって、父なる主席のすべての念願が輝かしく実現され、主席の遺志が花開く我が祖国の富強・繁栄のなかで主席の革命歴史は世紀を継いで力強く続いている。


 金永南委員長は、金正日総書記の指導の下に金日成朝鮮の百年代を祖国の歴史に永遠に記される隆盛と繁栄の年代記にし、祖国統一とチュチェ革命偉業の最終勝利を早めることについて強調した。そして、朝鮮労働党と軍隊と人民は、金日成主席の革命思想を永遠なる指導思想として堅持して全面的に具現し、父なる主席が築いた不滅の革命伝統と業績を祖国と民族の万年の富として代を継いで固守し、発展させることにより、我が革命の歴史を主席の栄光に輝く革命活動史、チュチェ思想、先軍思想の勝利の歴史として限りなく輝かすであろうと指摘し、次のように強調した。

 我々は、金正日総書記がともした新たな革命的大高揚の蜂火を高く掲げ、先軍革命の千万里の道で培ってきた不屈の精神力とすべての潜在力を総動員、総発動して社会主義建設のすべての部門で大革新、大飛躍を起こし、父なる主席の誕生100周年に当たる2012年に必ず強盛大国の大門を開け放ち、先軍朝鮮の尊厳と威容を全世界に力強くとどろかせるであろう。

 我々は、米帝と南朝鮮かいらい徒党の反統一策動を断固粉砕し、祖国統一の3大憲章を輝かしく実現して祖国統一の歴史的偉業を必ずなし遂げ、自主、平和、友好の理念に基づいて対外関係を発展させ、自主的かつ平和な新しい世界の建設に積極的に寄与するであろう。
2009.7.8 朝鮮中央通信−朝鮮通信=東京


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