「斬首作戦」制圧作戦に入る
朝鮮人民軍最高司令部重大声明 
−2016年2月23日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍最高司令部は23日、全文次のような重大声明を発表した。

 最近、チュチェ朝鮮の初の水爆実験と地球観測衛星「光明星4」号打ち上げの痛快な完全成功に肝をつぶした米帝と南朝鮮かいらいが最後のあがきをしている。

 国連の舞台で演じるヒステリックな「制裁」決議採択劇も、各種の核戦争殺人装備を動員した大々的な軍事的圧殺策動も、わが共和国にたいする前代未聞のそのすべての「選択案」も我々の意志をくじくことができなくなると、米国と南朝鮮かいらいは最後のかけにしがみついている。

 それがまさに、我々の最高首脳部を狙った「斬首作戦」を通じて「体制崩壊」を実現しようとすることである。

 既に、この作戦に投入される米帝侵略軍の原子力潜水艦ノースカロライナが釜山港に入港し、ステルス戦闘機F22Aが烏山米空軍基地に機動展開されたし、米帝侵略軍の特殊作戦部隊が相次いで南朝鮮に押し寄せている。

 戦時に我々の最高指導部と核および戦略ロケット軍基地をはじめ、重要戦略的対象物の攻撃を作戦任務としている米帝侵略軍の陸軍第1特殊部隊と第75レンジャー連隊、米海兵隊特殊作戦連隊、米空軍第720特殊戦術群、米海軍特殊部隊シールズなどの特殊作戦武力が現地に展開された状態にある。

 これまで海外侵略戦争で悪名をはせた米帝侵略軍の陸軍、海軍、海兵隊、空軍のほぼすべての特殊作戦武力と、いわゆる「ピンポイント攻撃」に動員された侵略武力が一斉に南朝鮮に押し寄せたことはかつてなかった。

 米国と南朝鮮かいらいは、近く強行することになる「キー・リゾルブ」「フォールイーグル16」合同軍事演習時に新たにつくり上げた「作戦計画5015」の中核事項である連合「斬首作戦」と我々の核および戦略ミサイル武力「除去作戦」の現実性を検討するとためらいなく騒ぎ立てている。

 敵が騒ぐ「斬首作戦」なるものは、我々の核と戦略ミサイルの「使用」を封じるために「命令権者」を事前に「排除」するという極悪非道な先制攻撃内容を含んでいる。

 事態の重大さは、南朝鮮かいらいが同族圧殺のために強盗の米国の核戦争殺人装備をむやみに引き入れたばかりか「斬首作戦」の実行に血眼になって加わっていることである。

 極悪非道な「斬首作戦」と「体制崩壊」策動は、我々に対する敵対行為の極みとなる。

 わが軍隊と人民は、わが革命の最高首脳部を自身の生のすべてよりも神聖視している。

 それが誰であれ、我々の尊厳ある最高首脳部に少しでも手出しするなら、わずかな許しも、雅量も、忍耐もなしに即時、容赦なく懲罰するのがわが千万軍民である。

 生じた情勢が、これ以上袖手傍観できない険悪な域に達したのと関連して朝鮮人民軍最高司令部は、怒号したわが千万軍民の百倍、千倍の報復の意志を込めて次のような原則的立場を宣明する。

 いま、この時刻から、わが革命武力が保有している強力なすべての戦略・戦術攻撃手段は、いわゆる「斬首作戦」と「ピンポイント攻撃」に投入される敵の特殊作戦武力と作戦装備がさ細な動きでも見せる場合、それを事前に徹底的に制圧するための先制的な正義の作戦遂行に入るであろう。

 第1の攻撃対象は、同族対決の謀略の巣箱である青瓦台と反動統治機関である。

 わが民族の共同の財宝である核抑止力と宇宙開発の成果を必死にそしり、この地に核の惨禍をもたらす主人の米国の核戦争殺人手段を、むやみに引き入れる朴槿恵逆賊一味こそこの地で生きて息をする資格を喪失して久しい。

 空の太陽を覆おうとした大罪、我々の生活のよりどころをなくそうとした悪行は、最も残酷で最も凄絶な代価を必ず払わなければならない。

 我々の重大警告に目を覚まさず、引き続き愚かな軍事的妄動にしがみつくなら、その根源を残さず掃討するための第2の攻撃作戦に入ることになるであろう。

 第2の攻撃対象は、アジア太平洋地域の米帝侵略軍の対朝鮮侵略基地と米国本土である。

 強盗の米帝との最終決戦のために世紀を継いで打ちかためてきた我々式の攻撃戦は、この世界が想像することのできない奇想天外な報復戦になり、無数の悪の巣窟がこの惑星に二度とよみがえることができないように灰にするであろう。

 はっきりと知るべきである。

 我々には、いつ、どこからでも米国の国土を存分にたたくことのできる世界が持ったことのない強力な最先端攻撃手段がすべてある。

 強盗の米国との雌雄を決するために、1年や2年でなく、半世紀をはるかに越えて代を継いで総力を挙げてきた我々の軍事的能力について、いまや隠す必要を感じない。

 米国は、我々が打てばすべて受けなければならず、浴びせればそのまま焼かれて消えなければならない。

 これが、我々と相対した米国に与えられた宿命的な末路である。

 侵略の牙城は、我々の照準圏内に入っており、報復攻撃の撃鉄は既に起こした状態にある。

 米国と南朝鮮かいらいは、無慈悲な天罰をそのまま受けるのか、もしくは遅まきながらも謝罪し、事態を収拾する道に進むのかという最後の選択をすべきであろう。

 空から太陽を引きずりおろすということよりも愚かで間抜けなことはないであろう。

 我々の革命の最高首脳部を擁護して幾重もの城壁を築いたわが千万軍民は、敵対勢力のすべての挑発策動を容赦なく踏みつぶし、白頭山大国の最後の勝利の地平に向かってさらに勢いよく疾走するであろう。【朝鮮通信=東京】


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