米国・南朝鮮上陸訓練に「先制的な攻撃作戦」
朝鮮人民軍総参謀部声明 
−2016年3月12日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍総参謀部は12日、全文次のような声明を発表した。


 米帝と南朝鮮かいらいが開始した「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習が日増しにますます無謀になっている。

 わが共和国の北半部に対する上陸を想定して行う侵略的な「双竜」訓練がまさにそうである。

 わが共和国の海岸の条件に類似した南朝鮮の慶尚北道浦項一帯でこれまでの最大規模で強行されるこの上陸訓練には、米帝侵略軍と南朝鮮かいらい軍の海兵隊を含む特殊作戦武力数万人とボノム・リシャールやボクサーをはじめ、多くの揚陸艦と攻撃手段がすべて投入されている。

 敵は、今回の「双竜」訓練が、わが共和国にたいする不意の奇襲上陸を伴う「平壌進撃作戦」を通じて、我々の最高首脳部と主要な中核施設を攻撃して「体制転覆」を達成する「作戦計画5015」の最高潮の段階であることをはばかることなく公表している。

 それで、米帝が保有する上陸作戦手段と世界各地で悪名をはせた米帝侵略軍のすべての軍種の特殊殺人集団がすべて動員され、気炎を吐いている。

 東西南北も見分けられないほどに敵の軍事的対決狂気は極めて無謀になっている。

 生じた険悪な情勢は、わが白頭山軍隊のすべての将兵のこれまで耐えに耐えてきた最後の堪忍袋の緒まで切れるようにしている。

 わが革命武力の作戦全般を総括する朝鮮人民軍総参謀部は、尊厳ある最高司令部の委任により、次のような軍事的対応措置をとることになると公式に宣布する。

 いまこの時刻から、前線の東部、中部、西部に位置した1次連合攻撃部隊は、「双竜」訓練に投入された敵の集団に対する先制的な報復攻撃作戦の遂行に移行するであろう。

 我々の自主権が行使される神聖な領土、領空、領海にたいする侵略の企図が判断される即時、作戦に投入された兵力と手段が機動する前に軍事的に断固制圧、掃討するのは、わが軍隊の主体的な対応作戦方式である。

 わが軍隊は、敵の「平壌進撃」を狙った反共和国上陸訓練には、ソウルをはじめとする南朝鮮の全地域解放作戦で、「ピンポイント攻撃」戦術には我々式の電撃的な超精密奇襲攻撃で対応するであろう。

 「平壌進撃作戦」に投入された者にも、これを考案した陰謀の巣窟にも容赦なく砲火を浴びせるわが軍隊の報復の意志は揺るぎない。

 それが誰であれ、我々に侵略と戦争の魔手を伸ばそうと企むなら、その瞬間からみずから墓穴を掘る最も愚かで、最も苦しい自滅の運命に瀕することになるであろう。

 戦争の挑発に狂奔する侵略者を射程圏内に捉えたわが軍隊は、懲罰の発射ボタンを押す時刻だけを待っている。

 わが白頭山軍隊が守って立つ社会主義千里防衛線は、誰も手出しできない難攻不落の要塞である。

 侵略者に向けた報復の雷鳴が響けば、それは祖国統一の祝砲につながるであろう。

 敵への憎悪で熱した敵撃滅の銃を握り締めたわが革命武力は、尊厳ある最高司令部が侵略の群れに向けて、正義の砲火、先制攻撃の命令だけを下すことを待ちわびている。【朝鮮通信=東京】


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