南軍部が海上軍事境界線侵犯
朝鮮人民軍最高司令部重大報道 
−2016年5月27日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮人民軍最高司令部は27日、全文次のような重大報道を発表した。


 27日、南朝鮮かいらい軍部ごろつきは、わが方の西南海上を侵犯して正常な勤務遂行中であったわが軍海軍の連絡船に対して40ミリ機関砲射撃を加える重大な軍事的挑発行為を働いた。

 かいらい軍部ごろつきは、午前5時53分から同7時20分の間に4度にわたって、かいらい第2艦隊所属の高速艇3隻と海洋水産部所属の漁労指導船1隻を白翎島西方と延坪島西南方のわが軍の海上軍事境界線を越えて6.4キロまで侵犯させることで、計画的な軍事的挑発を開始した。

 わが方が何度も警告したが、かいらい軍部ごろつきは、ずうずうしくも自分の側の水域で正常な任務を遂行すると言い張って艦船を撤収させなかった。

 そして、かいらい軍部ごろつきは、わが方の水域で遭難した副業漁船をえい航して帰航していたわが軍海軍の連絡船に正確に照準を定めて40ミリ機関砲を連発で乱射する許しがたい軍事的行動を働いた。

 かいらいが、むやみに発砲したわが軍海軍の連絡船は、郵便物の送達と連絡任務を遂行する非武装の船である。

 この無謀な軍事的挑発行為は、我々の神聖な領海にたいする意図的な侵犯行為にも満足せず、非武装のわが軍海軍の連絡船にまで砲撃を加えることによって、情勢を極限に追い込んで我々を挑発に巻き込んだ後、再び反動メディアを押し立てて我々の挑発であると世論をミスリードしようとするかいらいの悪辣な下心のあらわれであり、常套の手法である。

 海上挑発に続いてかいらい軍部は即時、水原空軍基地にある戦闘航空団に非常出撃待機態勢を整えるよう指令を下達し、今回の挑発を拡大させるために分別なく狂奔した。

 これによって、同水域の情勢は、一寸先も予測できない爆発前夜の最大の緊張局面へと突っ走っている。

 生じた事態に対処して、朝鮮人民軍の西南戦線の各部隊は、報復態勢を整えて実態滅的な攻撃命令を待っている。

 挑発者は、無謀な発砲をおこなった結果がどれほど凄絶であるのかを後々まで後悔するであろう。【朝鮮通信=東京】


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