米のICBM迎撃実験を非難
−2017年6月2日−

 最近、米帝が我々のICBMの「脅威」にかこつけてICBM迎撃実験をおこなったことに関連して朝鮮人民軍戦略軍のスポークスマンは2日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 去る5月30日、米帝は米本土のカリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地で我々のICBM攻撃を想定したミサイル迎撃実験なるものをおこなった。

 米帝は、今回の迎撃実験が米本土に向かって飛んでくる我々のICBMを防ぐことにその目的があったと公然と騒ぎ立てている。

 米帝が、原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群に続いて原子力空母ロナルド・レーガンを中心とする空母打撃群まで朝鮮東海に展開し、戦略爆撃機BIBを南朝鮮地域の上空に投入して我々にたいする核先制攻撃訓練を狂乱的におこなっているなかでおこなわれた今回の迎撃実験は、米帝の核戦争挑発野望をさらに明白にさらけ出した重大な軍事的挑発行為にほかならない。

 核戦略攻撃手段を総動員して我々に無差別な核攻撃を加え、それに伴うわが軍の即時的で無慈悲な核報復攻撃を防ごうとする米帝の冒険的な軍事的蠢動は、わが共和国を狙った核戦争の準備が最終段階に至ったことを示している。

 日々露骨になる米帝の核戦争狂乱は、我々の連続的で多発的な核戦力強化措置に仰天したあまり、分別を失ってじたばたする核の狂人の断末魔のあがきにすぎない。

 現在、米帝が「最大限の圧力と関与」の対朝鮮政策をかかげ、それに従って強度の圧力攻勢を加えているが、それは、わが軍隊と人民の超強硬対応の意志をさらにかためさせ、むしろ、米本土を我々の核攻撃圏内にさらに深く入れる悲劇的な結果だけをまねいた。

 核の威嚇、恐喝で我々を驚かそうとした者が、いまでは我々の核報復攻撃を恐れてろくに寝られず、極度の不安と恐怖に襲われて絶望のなかで月日を送っているのがこんにちの現実である。

 にもかかわらず、ともすれば核のこん棒を振り回して世界の支配者ぶって強権と専横に明け暮れた惰性から抜け出せない米帝は、何としても我々を圧殺しようとする侵略野望に浮かされて我々にたいする核の威嚇・恐喝騒動に狂ったようにしがみつき、笑止千万に振る舞っている。

 終局的滅亡の運命に直面した自分の境遇も知らずに引き続き無分別に狂奔する強盗の米帝の必死の策動は、我々の自衛的核戦力強化措置が極めて正当であったことをはっきりと実証している。

 わが戦略軍は、命令さえくだれば我々の面前で暴れる米帝の核攻撃手段はもちろん、侵略と挑発の本拠地を無慈悲な核先制攻撃ですべて焦土にできるよう高度の撃動状態を維持している。

 いったん、わが戦略軍に実戦配備された強力な攻撃手段の核攻撃が始まれば、グアム島とハワイ、アラスカはもちろん、米本土も一瞬で焦土になるであろう。

 米帝が現在、ICBM迎撃実験に「成功」しただの、ミサイル迎撃システムの性能がどうだのと虚勢を張っているが、我々はそれを絶望に陥ってあえぐ者の愚かな客気としかみなさない。

 いわゆる迎撃ミサイルシステムの類いで空を覆って降り注ぐわが戦略軍の核の砲火を防ぎ、汚らわしい余命を永らえると思うなら、それよりも大きな誤算はない。

 トランプ政権の最期のあがきである核戦争のばくちは、米本土が焦土になる史上最大の災難をさらに早めるだけである。

 あくまで我々と対決しようとする核の狂人は、この世の何によっても我々の無慈悲な核攻撃を防げないことをはっきりと知るべきである。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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