南朝鮮から核兵器を即刻撤収すべきだ
−2017年7月15日−

 朝鮮中央通信によると、北侵核戦争演習反対全民族非常対策委員会(全民族非常対策委)は15日、スポークスマン談話を発表し、次のように指摘した。

 朝鮮半島の平和と安定を願う全同胞と国際社会の志向と要求に逆行して、米国が南朝鮮占領米帝侵略軍の核武装化を公式に発表して60年になった。

 周知のように、1957年7月15日、米国は南朝鮮を占領している米帝侵略軍の核武装化に着手することを公表し、これにもとづいて核兵器を大々的に持ち込んで翌年1月29日には南朝鮮に核兵器を配備したことを正式に発表した。

 米国はその後、内外の一様な反対、排撃にもかかわらず、各種の核兵器を引き続き持ち込んで1980年代中葉までに南朝鮮を1720余個の核兵器であふれる極東最大の核前哨基地に転落させた。

 現在も米国は、南朝鮮とその周辺に空母打撃群と戦略爆撃機、原子力潜水艦など戦略資産を随時投入して北侵戦争演習をおこない、朝鮮半島情勢を一触即発の戦争の瀬戸際へと追い込んでいる。

 諸般の事実は、米国こそわが民族に分裂の悲劇を強要しても足りず、核の惨禍を浴びせるために発狂する極悪非道な侵略者であり、戦争狂信者であることをはっきりと示している。

 米国の横暴非道な核の威嚇、恐喝に対処して、我々が民族の尊厳と国の自主権を守るために自衛的核抑止力を保有し、それをあらゆる面から強化してきたのは極めて正当である。

 米国が我々の自衛的核戦力強化措置に言いがかりをつけることこそ、盗人猛々しいことであって、朝鮮半島の核問題を生んだ犯罪的正体を覆い隠し、自分らの北侵核戦争策動を合理化しようとする破廉恥な詭弁である。

 こんにち、わが共和国は、原爆、水爆とともにICBMまで保有した尊厳ある東方の不敗の核強国、世界的なミサイル盟主国であり、米国とその追従勢力の核の狂乱を無慈悲に一掃する万端の準備ができている。

 米国は、世界が変わったこんにちになっても「北の核とミサイルの脅威」を騒ぎ、挑発策動にむやみにしがみつくのではなく、朝鮮半島の核問題を生み、戦争危機を高めてきた自分らの罪悪を反省し、南朝鮮から米帝侵略軍と核兵器を含むすべての戦争装備を直ちに撤収すべきである。

 南朝鮮かいらいはこれまで、米国の核兵器を引き込んで南朝鮮を北侵前哨基地としてゆだね、危険千万な核戦争策動に積極的に加担してきた。

 現在、南朝鮮の現当局も親米事大と同族対決に明け暮れて民心の峻厳な審判を受けた朴槿恵「政権」の悲惨な末路から教訓を得るかわりに、米国を「恩人」とあがめて同族の核抑止力にあくまで言いがかりをつけ、反共和国核騒動に熱を上げている。

 南朝鮮当局は、米国の策動に便乗するのが民族の利益と同胞の運命を外部勢力に差し出す間抜けな民族反逆行為であることを銘記し、恥ずべき外部勢力追従、同族対決妄動を直ちにやめるべきである。【朝鮮通信=東京】


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