朝鮮労働党代表団が、ベトナム、ラオス訪問
−2016年6月4〜9日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党政治局委員の崔泰福副委員長を団長とする朝鮮労働党代表団がベトナムとラオスを訪問するために4日、平壌を出発した。

 5日、代表団は、ハノイにあるホー・チ・ミン主席の墓に花輪を献じた。

 献花には、朝鮮労働党政治局委員の崔泰福副委員長を団長とする代表団メンバーとベトナム共産党中央委員会のメンバーが参列した。

 6日、代表団は、党中央委員会庁舎でベトナム共産党のグェン・フー・チョン書記長と会見した。

 崔泰福副委員長は、朝鮮労働党第7回大会で、すべての党員と人民軍将兵、人民の一様な意思と念願を込めて金正恩同志を朝鮮労働党委員長に推戴したと述べた。

 また、金正恩同志の賢明な指導のもとにわが軍隊と人民が党大会の決定の貫徹のためのたたかいにこぞって立ち上がったことと、朝鮮半島と世界の平和と安全を守るためのわが党と朝鮮政府の終始一貫した努力に言及した。

 そして、ベトナム共産党第12回大会が成功裏におこなわれ、チョン氏が書記長に再選されたことを祝うと述べ、ベトナムの党と人民が党大会の決定に従って富強な社会主義ベトナムを建設する活動でさらなる成果をおさめるよう願うと指摘した。

 崔泰福副委員長は、朝鮮とベトナムの先代の領袖たちが、手間をかけて築いて培い、両国の最高指導者が深い関心を払っている両党、両国人民の伝統的な友好・協力関係を強化し、発展させていこうとする朝鮮労働党の原則的な立場を表明した。

 チョン書記長は、尊敬する金正恩同志が朝鮮労働党委員長に推戴され、朝鮮労働党第7回大会が成功裏におこなわれたことについて金正恩同志に改めて熱烈な祝賀を贈ると述べた。また、朝鮮労働党委員長である金正恩同志が高位級党代表団を派遣し、口頭親書まで寄せたのは、両党、両国に存在する伝統的な友好・協力関係をはっきり実証していると強調した。

 そして、ホー・チ・ミン主席と金日成主席が築いたベトナムと朝鮮の友好関係は、各世代の両国指導者の深い関心のなかで引き続き良好に発展してきたと述べ、朝鮮の党と政府と人民との友好・協力関係をさらに強固にし、発展させていくのは、ベトナムの党と政府、人民の確固不動の立場であると確言した。

 チョン書記長は、社会的・経済的発展を遂げ、祖国を統一する兄弟の朝鮮人民のたたかいに全的な支持を送ると強調した。

 同日、崔泰福副委員長とベトナム共産党政治局員のチャン・クオック・ブオン書記兼事務局長との間の会談が党中央委員会庁舎でおこなわれた。

 会談には、朝鮮労働党代表団メンバー、ベトナム駐在朝鮮大使とベトナム共産党中央委員会委員である組織委員会副委員長、対外委員会副委員長をはじめとするベトナム共産党中央委員会のメンバーが同席した。

 崔泰福副委員長は、朝鮮労働党第7回大会で金正恩同志を朝鮮労働党委員長に推戴した誇り高らかにわが軍隊と人民が党大会の決定貫徹のための衷情の200日戦闘にこぞって邁進していることに言及した。

 また、責任ある核保有国として世界の平和と安全の守護に積極的に寄与する我々の立場を宣明し、社会主義のための共同闘争のなかで結ばれた両党、両国人民の伝統的な友好・協力関係を強化し、発展させていくことについて強調した。

 ブオン書記は、ベトナム共産党中央委員会を代表して朝鮮労働党代表団を熱烈に歓迎し、朝鮮労働党委員長である尊敬する金正恩同志の指導のもとに兄弟の朝鮮人民が金日成主席と金正日総書記の遺訓を必ず貫徹するものとの確信を表明した。

 また、ベトナムの党と人民は、国の安全と自主権、社会主義を守り、祖国統一を遂げるための朝鮮の党と人民の正義の偉業を変わりなく支持するであろうと強調した。

 同日、朝鮮労働党代表団は、ベトナム共産党中央委員会が催した宴会に招かれた。

 同日、朝鮮労働党代表団は、ベトナム訪問を終えてハノイを出発し、ラオスを訪問するためにビエンチャンに到着した。

 7日、代表団は、党中央委員会庁舎でラオス国家主席であるラオス人民革命党のブンニャン・ウォラチット書記長と会見した。

 崔泰福副委員長は、朝鮮労働党第7回大会ですべての党員と人民軍将兵、人民の一様な意思と念願を込めて金正恩同志を朝鮮労働党委員長に推戴したと述べた。

 また、金正恩同志は、朝鮮労働党第7回大会でおこなった中央委員会の活動報告で、チュチェの社会主義偉業の完成のためのたたかいの課題と方途を明示したと指摘した。

 そして、ブンニャン書記長がラオス国民議会第8期第1回会議で国家主席に選出されたことを祝うと述べ、ラオスの党と人民が第10回党大会の決定貫徹のためのたたかいで成果をおさめることを願うと強調した。

 崔泰福副委員長は、金日成主席と金正日総書記の遺訓を守って、ラオスの党と人民との伝統的な友好・協力関係を変わりなく強化し、発展させていく朝鮮労働党の変わらない立場を表明した。

 ブンニャン書記長は、朝鮮労働党委員長に推戴された尊敬する金正恩同志に改めて熱烈な祝賀を贈ると述べ朝鮮労働党第7回大会が成功裏におこなわれたことを心からうれしく思うと指摘した。

 また、日を追って引き続き良好に発展している両党、両国の伝統的な友好・協力関係が両国の人民に実質的な利益をもたらしていることに言及した。

 ブンニャン書記長は、朝鮮労働党と政府、人民が、これまでラオスの党と政府、人民に誠心誠意の支援を寄せたことについていつも忘れず、長い歴史をもつ両党、両国家、両国人民の伝統的な友好・協力関係を今後さらに強化し、発展させていくと確言した。

 そして、尊敬する金正恩同志の賢明な指導のもとに朝鮮では、人民の生活が向上し、社会主義制度の威力が著しく強化されていると述べ、朝鮮の政府と人民が祖国の防衛と社会主義偉業の遂行で大きな成果をおさめることを願うと強調した。

 ブンニャン書記長は、ラオス人民革命党を代表して社会主義強国建設のための朝鮮人民のたたかいを勝利へと導いている尊敬する金正恩同志の健康と幸福を心から願うと述べた。

 同日、崔泰福副委員長とラオス人民革命党政治局員のチャンシー・ボーシカム書記兼組織委員会委員長との間の会談が党中央委員会庁舎でおこなわれた。

 会談には、朝鮮労働党代表団メンバー、ラオス駐在朝鮮大使とラオス人民革命党の副事務長、対外関係委員会副委員長、検閲委員会副委員長、宣伝教育委員会副委員長、関係者が同席した。

 崔泰福副委員長は、朝鮮労働党第7回大会の開催状況について通報し、朝鮮労働党委員長である金正恩同志のまわりにかたく結集して朝鮮の軍隊と人民が党大会の決定貫徹のためのたたかいにこぞって立ち上がったことに言及した。

 また、ラオス人民革命党が、革命の獲得物を守り、社会主義の目標を遂行するために積極的にたたかっていることを評価し、第10回党大会の決定貫徹のためのラオスの党と人民の活動でのさらなる成果を願った。

 そして、朝鮮とラオスの先代領袖たちが築いて培った伝統的な友好・協力関係は、両国の最高指導者の深い関心のなかで日々良好に発展していると述べ、社会主義偉業実現のための共同のたたかいのなかで、両党、両国の人民が団結と連帯をさらに強化していくことについて強調した。

 チャンシー書記は、尊敬する金正恩同志の特命を受けてラオスを訪問した朝鮮労働党代表団を熱烈に歓迎すると述べ、朝鮮労働党第7回大会が成功裏におこなわれたことと朝鮮労働党と政府、人民が、国の社会的・経済的発展のための活動で大きな前進を遂げていることを心から祝うと指摘した。

 また、金日成主席と金正日総書記の革命偉業の継承者である金正恩同志の指導のもと、朝鮮人民が朝鮮労働党第7回大会の決定を貫徹することで、繁栄する社会主義強国を一日も早く建設するものとの確信を表明した。

 そして、ラオスの党と人民は、帝国主義者の反社会主義的策動を粉砕して社会主義偉業を前進させ、国の統一を自主的に遂げるための朝鮮の党と人民の正義の偉業にいつも全的な支持を表するであろうと強調した。

 同日、朝鮮労働党代表団は、ラオス人民革命党中央委員会が催した宴会に招かれた。

 8日、代表団は、ビエンチャン市にあるカイソン・ポムビハン博物館を参観した。ラオス駐在朝鮮大使とラオス人民革命党対外関係委員会副委員長が同行した。

 9日、朝鮮労働党代表団は、ベトナムとラオスの訪問を終えて帰国した。【朝鮮通信=東京】


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