朝鮮軍事代表団がラオス、ベトナム訪問
−2015年11月20日〜12月1日−

 朝鮮中央通信によると、朴永植人民武力部長(陸軍大将)を団長とする朝鮮軍事代表団が、ラオスとベトナムを公式親善訪問するために21日、平壌を出発した。

 23日、朝鮮軍事代表団団長としてラオスを公式親善訪問している朴永植人民武力部長が、主席府庁舎でラオス人民革命党書記長のチュンマリ・サイニャソーン国家主席と会見した。

 チュンマリ主席は席上、2011年に朝鮮を訪問して金正日総書記と敬愛する金正恩同志と会見したことについて回顧した。

 また、朝鮮の軍隊と人民が、祖国防衛と社会主義守護戦、強盛国家の建設で驚くべき成果をおさめているのは、金正恩同志の賢明な指導があるからであると強調した。

 そして、両国が、地域および国際舞台で互いに連帯し、社会主義を固守するたたかいで緊密に協力していることに言及し、ラオスは国の統一と社会主義強盛国家の建設のための朝鮮の党と政府、軍隊と人民の偉業を支持するであろうと述べた。

 同日、朝鮮軍事代表団とラオス国防省代表団の会談がラオス国防省庁舎で行われた。

 会談には、朝鮮側から朴永植人民武力部長を団長とする代表団メンバーとラオス駐在大使が、ラオス側からセンヌアン・サイニャラート国防相、総政治局副局長、副総参謀長をはじめ、軍部の人士が参加した。

 会談で双方は、朝鮮とラオスの軍隊間の協力をさらに強化する問題を討議した。

 会談に先立ち、朝鮮軍事代表団を歓迎する式典があった。

 一方、朝鮮軍事代表団は、無名戦士記念碑に花輪を献じた。

 27日、朝鮮軍事代表団の団長としてベトナムを公式親善訪問している朴永植人民武力部長が、主席府でベトナムのチュオン・タン・サン国家主席と会見した。

 サン主席は席上、ホー・チ・ミン主席と金日成主席が築いたベトナムと朝鮮の友好・協力関係が両国の指導者の深い関心のなかで絶えず強固になり、発展していることに言及した。

 また、両国の伝統的な友好・協力関係を重視し、引き続き拡大し、発展させていこうとするベトナム指導部の立場は終始一貫していると述べた。

 そして、ベトナムの党と政府、人民は、社会主義建設偉業の遂行で朝鮮の軍隊と人民がおさめている成果をうれしく思うと述べ、敬愛する金正恩同志の賢明な指導を受ける朝鮮の勝利を確信すると強調した。

 これには、代表団メンバー、ベトナム駐在朝鮮大使と主席府弁公室の副主任、ベトナム人民軍副総参謀長など関係者が参加した。

 同日、朝鮮軍事代表団とベトナム国防省代表団の会談が、ベトナム国防省庁舎で行われた。

 会談には、朝鮮側から朴永植人民武力部長を団長とする軍事代表団メンバーとベトナム駐在大使が、ベトナム側からフン・クアン・タイン国防相、人民軍副総参謀長をはじめ、軍部の人士が参加した。

 会談で双方は、両国軍隊の交流と協力を拡大し、発展させるための意見を交換し、討議された問題で見解の一致を見た。

 会談に先立ち、朝鮮軍事代表団を歓迎する儀式が行われた。

 同日、朝鮮軍事代表団は、タイン国防相が催した宴会に招かれた。

 一方、朝鮮軍事代表団は、ベトナム人民軍の軍部隊をはじめ各所を参観した。

 朝鮮軍事代表団は12月1日、帰国した。【朝鮮通信=東京】


inserted by FC2 system