金永南委員長が赤道ギニア大統領就任式参加
−2016年5月17〜23日−

 朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会の金永南委員長が、赤道ギニア大統領就任式に参加し、同国を公式訪問するために17日、平壌を出発した。

 金永南委員長を最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長と李務栄副総理兼化学工業相、李吉聖外務次官が見送った。

 19日、金永南委員長は、マラボに到着した。

 申紅哲外務次官、その他の随行員がともに到着した。

 金永南委員長をビセンテ・エアテトミ首相、各副首相、国防相、国家安全保障相をはじめ、赤道ギニアの高位人士と同国駐在朝鮮臨時代理大使が迎えた。

 同日、金永南委員長はヌゲマ大統領が催した宴会に招かれた。

 20日、金永南委員長は、赤道ギニアのマラボのシポポ国際会議場でおこなわれた大統領就任式に参加した。

 各国の国家および政府首班とアフリカ地域の高位人士、名誉ゲスト、同国駐在外交代表、同国の両副大統領、首相、国会上下院議長、議員、各界の人士が参加した。

 就任式では、テオドロ・オビアン・ヌゲマ・ムバソゴ大統領が国旗の前で敬意を表した後、就任宣誓をおこなった。

 金永南委員長は、ヌゲマ大統領を祝い、赤道ギニア人民の偉業にたいする朝鮮人民の変わりない支持と連帯を表した。

 同日、金永南委員長は、赤道ギニア大統領就任式に参加したチャドのイドリス・デビ大統領、ガボンのアリ・ボンゴ・オンディンバ大統領、中央アフリカのフォスタン・アルシャンジュ・トゥアデラ大統領、コンゴ共和国のドニ・サスヌゲソ大統領、ギニアのアルファ・コンデ大統領、マリのイブラヒム・ブバカル・ケイタ大統領とそれぞれ会見し、友好的な雰囲気のなかで懇談した。

 敬愛する金正恩同志が当該国の国家首班に送るあいさつを金永南委員長が伝えた。

 各国家首班は、金正恩同志が朝鮮労働党委員長に推戴されたことと朝鮮労働党第7回大会が成功裏におこなわれたことを熱烈に祝うと述べた。

 これに先立ち19日、金永南委員長は、ニジェールのマハマドゥ・イスフ大統領、ブルンジのテレンス・シニュングルザ第1副大統領、モザンビークのジョアキン・アルベルト・シサノ元大統領と会見した。

 21日、金永南委員長の赤道ギニア公式訪問を歓迎する儀式が大統領宮殿でおこなわれた。

 儀式には、金永南委員長と申紅哲外務次官、郭志換赤道ギニア駐在朝鮮大使、その他の随行員が参加した。

 また、赤道ギニアのヌゲマ大統領と第1副大統領、国会上下院議長、政府のメンバーが参加した。

 金永南委員長を大統領宮殿の入口でヌゲマ大統領が迎えた。

 金永南委員長はヌゲマ大統領とともに、赤道ギニア軍の名誉儀仗隊を査閲した。

 同日、金永南委員長は、大統領宮殿でヌゲマ大統領と会談した。
 ヌゲマ大統領は、敬愛する金正恩最高指導者が朝鮮労働党第7回大会で朝鮮労働党委員長に推戴されたことを熱烈に祝賀すると述べた。

 また、朝鮮人民の永遠の領袖である金日成主席と金正日総書記が、赤道ギニアの発展と繁栄のために物心両面の支援を寄せたと強調した。

 そして、両国の友好・協力関係をさらに拡大し、発展させていこうとするのは、赤道ギニア政府の変わりない立場であると述べ、社会主義強国の建設を推し進める朝鮮人民のたたかいに常に支持と連帯を送るであろうと確言した。

 ヌゲマ大統領は、尊敬する金正恩最高指導者の指導のもとに朝鮮で万事がうまく運ぶことを心から願うと述べた。

 双方は、会談で両国の友好・協力関係をさらに発展させることと、互いの関心事となる問題について意見を交換した。

 会談には、朝鮮側から申紅哲外務次官、郭志煥大使とその他の随行員が、赤道ギニア側からアガピト・ムバ・モクイ外務・協力相が同席した。

 同日、金永南委員長のためにヌゲマ大統領が大統領宮殿で宴会を催した。

 宴会には、申紅哲外務次官、郭志煥大使、その他の随行員が招かれた。また、ビセンテ・エアテトミ首相、国会上下両院議長、閣僚、同国駐在の各国外交代表が参加した。

 ヌゲマ大統領は、宴会で敬愛する金正恩同志が赤道ギニアの大統領就任式に金永南委員長一行を送ったことについて心からの謝意を表した。

 そして、朝鮮は国力が強い国であると述べ、自力ですべてを解決する朝鮮のように赤道ギニアを建設していく意志を表明した。

 ヌゲマ大統領は、長い歴史をもつ両国の友好・協力関係を今後も各分野でさらに拡大、発展させるであろうと強調した。

 宴会は、友好の念があふれる雰囲気のなかでおこなわれた。

 22日、金永南委員長は、表敬訪問したビセンテ・エアテトミ首相と会見した。

 エアテトミ首相は、敬愛する金正恩同志が朝鮮労働党第7回大会で朝鮮労働党委員長に推戴されたことについてうれしく思うと述べ、朝鮮人民が今後も朝鮮労働党の指導のもとに社会主義強国の建設でさらなる成果をおさめることを願うと強調した。

 会談には、申紅哲外務次官、郭志煥大使、その他の随行員と首相室事務局長、関係者が同席した。

 同日、金永南委員長は、同国のテレサ・エフア・アサンゴノ国会上院議長と会見した。

 アサンゴノ議長は、朝鮮労働党第7回大会で朝鮮労働党委員長に推戴された金正恩閣下に熱烈な祝賀を贈ると述べた。

 23日、金永南委員長は、赤道ギニア公式訪問を終えてマラボを出発した。金永南委員長は出発に当たり、ヌゲマ大統領に感謝電を送った。

 26日、金永南委員長は帰国した。

 金永南委員長を最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長と李務栄副総理兼化学工業相、李吉聖外務次官が出迎えた。【朝鮮通信=東京】


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