キューバ共産党第1書記の特使が訪朝
−2016年6月28〜30日−

 朝鮮中央通信によると、キューバ共産党のラウル・カストロ・ルス第1書記の特使として訪朝する同党政治局員である国家評議会のサルバドル・バルデスメサ副議長と一行が28日、平壌に到着した。

 同日、朝鮮労働党政治局常務委員会委員の崔龍海副委員長は万寿台議事堂で、バルデスメサ副議長と一行と会見した。

 バルデスメサ副議長は、キューバ共産党第7回大会について具体的に通報した。

 同日、朝鮮労働党中央委員会は、バルデスメサ副議長一行のために宴会を催した。

 宴会には、バルデスメサ副議長と一行、駐朝キューバ大使館員が招かれた。

 朝鮮労働党政治局委員の李洙墉副委員長と李昌根副部長、申紅哲外務次官、李光根対外経済次官、関係者が参加した。

 李洙墉副委員長は演説で、金日成主席と金正日総書記が尊敬するフィデル・カストロ・ルス前国家評議会議長、カストロ第1書記とともに両党、両国の伝統的な友好・協力関係を築いたことに言及した。

 また、尊敬するカストロ第1書記の指導のもとにキューバの党と人民が革命の獲得物である社会主義を守り、第7回党大会の決定を貫徹するたたかいでさらなる成果をおさめるよう心から願うと強調した。

 そして、朝鮮労働党委員長である敬愛する金正恩同志の崇高な意を体して、我々は今後もキューバの党と人民との伝統的な友好・協力関係を絶えず拡大し、発展させるために積極的に努力すると強調した。

 バルデスメサ副議長は、金日成主席と金正日総書記は、キューバ人民が試練と難関を経るたびにかたい支持と連帯を寄せたし、尊敬する金正恩同志は先代領袖たちの偉業を変わりなく継承していると強調した。

 また、キューバ共産党第7回大会では、社会主義を絶対に放棄しないし、社会主義を持続的に発展させることと、キューバ革命を伝統的に、歴史的に支持してきたすべての国との連帯関係を引き続き発展させようとする意志が改めて強調されたことに言及した。

 そして、今回の訪問が、両国の伝統的な友好関係をさらに発展させる意義ある契機になるものと確信すると述べ、キューバは、今後も兄弟の朝鮮人民との関係を強固にし、発展させていくであろうと強調した。

 29日、バルデスメサ副議長は、駐朝キューバ大使館で宴会を催した。

 宴会には、朝鮮労働党政治局委員の李洙墉副委員長と李昌根副部長、申紅哲外務次官、李光根対外経済次官、関係者が招かれた。

 特使一行と駐朝キューバ大使館員が参加した。

 宴会では、演説がおこなわれた。

 同日、バルデスメサ副議長と一行は、平壌の科学技術殿堂を参観した。また、平壌の祖国解放戦争勝利記念館、黎明通り建設現場なども参観し、万景台学生少年宮殿で宮殿の芸術サークル員の総合公演を鑑賞した。

 30日、金正恩朝鮮労働党委員長は、バルデスメサ副議長と一行と会見した。

 同日、バルデスメサ副議長と一行は帰国の途に就いた。【朝鮮通信=東京】


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