朝鮮外務省代表団がアラブ諸国訪問
−2017年4月21日〜5月5日−

 朝鮮中央通信によると、申紅哲次官を団長とする朝鮮外務省代表団がアラブ諸国を訪問するために4月21日、平壌を出発した。

 24日、朝鮮外務省とアルジェリア外務・国際協力省との間の第1回政治協商会議がアルジェでおこなわれた。

 これには、朝鮮側からアルジェリアを訪問している申紅哲次官を団長とする外務省代表団が、アルジェリア側からハサン・ラベヒ書記長をはじめ、外務・国際協力省の関係者が参加した。

 申紅哲次官は会議で、金日成主席と金正日総書記が両国の2国間関係を常に重視してアルジェリア政府と人民のたたかいを積極的に支援したことに言及した。

 そして、敬愛する最高指導者金正恩同志の賢明な指導のもとに社会主義強国の建設でわが軍隊と人民がおさめている成果について紹介し、両国が情勢の変化にとらわれず2国間関係を拡大し、発展させていくことについて強調した。

 ラベヒ書記長は、金日成主席が1958年にアルジェリア臨時政府が樹立されると最初に公式に承認するようにし、アルジェリア人民の民族解放闘争を物心両面から支援したと述べた。

 そして、尊敬する金正恩閣下の卓越した指導のもとに朝鮮人民がおさめたすべての奇跡的な成果を心から祝うと述べ、アルジェリアの政府と人民は外部勢力の干渉に反対し、民族自身の力で国の平和統一を遂げようとする朝鮮の統一路線を変わりなく支持するであろうと強調した。

 同日、申紅哲次官は、ラムタン・ラマムラ国務相兼外務・国際協力相と会見した。

 ラマムラ国務相兼外務・国際協力相は、今回おこなわれた第1回政治協商会議が2国間関係の発展に大きく寄与するであろうと述べ、長い歴史と伝統をもつ両国の友好が今後も引き続き強化され、発展するものとの確信を表明した。

 25、26の両日、申紅哲次官は、アルジェリアの保健・人口・医療改革省、産業・鉱業省、青年・スポーツ省、エネルギー省、退役軍人省の各書記長とおのおの面談した。

 朝鮮側から代表団メンバーが、アルジェリア側から関係者が同席した。

 申紅哲次官は各席上、金日成主席と金正日総書記がアルジェリアとの関係発展に積み上げた不滅の業績と、敬愛する最高指導者金正恩同志の人民尊重の崇高な志と科学技術重視、青年重視、スポーツ重視の思想で朝鮮が、経済、文化、社会生活のすべての分野で飛躍的な発展をなし遂げていることに言及し、アルジェリアとの経済協力を各分野へと拡大し、発展させていくことについて強調した。

 各書記長は、アルジェリア人民の民族解放闘争の時期から始まった両国の友好関係が敬愛する最高指導者とブーテフリカ大統領の関心のなかでさらに拡大、発展していることについて述べ、両国の立派な政治関係に即して相互の往来と経験交換を通じて2国間関係を積極的に発展させていく意向を表した。

 27日、モーリタニアを訪問した外務省代表団団長である申紅哲次官が、モーリタニアのイセルク・ウルド・アフマド・イジードビヒ外務・協力相を表敬訪問した。

 申紅哲次官は、金日成主席が1975年5月、モーリタニアを公式訪問して両国の友好・協力関係の発展に不滅の貢献をしたことと、敬愛する最高指導者金正恩同志のまわりにかたく結集した朝鮮の軍隊と人民が社会主義強国の建設でおさめている成果に言及し、歴史的で伝統的な友好・協力関係をより拡大し、発展させていくことについて強調した。

 イジードビヒ外務・協力相は、金日成主席がモーリタニアの独立後、新しい社会の建設のためのたたかいを積極的に支援したことに言及し、モーリタニアと朝鮮が地理的に遠く離れているが、自主的発展を志向する平和愛好国家として相互の利害関係に即して両国の協力と調整をさらに強化していく意向を表した。

 朝鮮外務省代表団は5月5日に帰国した。【朝鮮通信=東京】


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