李容浩外相がARF閣僚会議参加
−2017年8月5〜10日−

 朝鮮中央通信によると、李容浩外相を団長とする朝鮮代表団がフィリピンでおこなわれるARF閣僚会議に参加するために5日、平壌を出発した。

 7日、李容浩外相がフィリピンのマニラでおこなわれたARF閣僚会議で演説した。

 李容浩外相は、朝鮮半島核問題の本質を正確に知り、見解を正しく立てるのが重要であると述べ、次のように明らかにした。

 朝鮮半島核問題は、徹頭徹尾、米国のせいで生じた問題であり、米国のせいでこんにちの域に拡大した問題であり、その全責任も米国にある問題である。

 朝鮮が核とICBMを保有したのは、わが共和国を狙った米国の明白で現実的な核の威嚇に対処した正当な自衛的選択である。

 にもかかわらず、米国は、国連安全保障理事会で数件の反朝鮮「制裁決議」をでっち上げることで、この間題を朝鮮対国連の問題であるかのようにすりかえている。

 米国が朝鮮に対して創建初日から長々70年間実施してきた敵視政策がなかったなら、その敵視政策が露骨な核の恐喝と威嚇で深化されていなかったなら、朝鮮半島核問題なるものはそもそも発生しなかったであろう。

 李容浩外相は、米国によって朝鮮半島で残酷な戦乱を経たわが人民にとって、国家防衛のための強力な戦争抑止力は必須不可欠の戦略的選択であり、何によっても変えられないし、何物にもかえがたい貴重な戦略資産であると強調し、次のように述べた。

 米国の敵視政策と核の威嚇が根本的に清算されない限り、我々はいかなる場合も核と弾道ミサイルを協議のテーブルに乗せないし、我々が選択した核戦力強化の道からただの一歩も退かないであろう。

 米国は今回、再び国連安保理でわが共和国に反対する新たな「制裁決議」をでっち上げたが、我々は、既に強力な後続措置、正義の行動でこたえるという立場を明らかにした。

 自力、自彊を生存方式にしている我々は、米国の敵視政策と敵対行為に十分対処できるし、米国があくまで軍事的に襲いかかるなら、我々がこれまで順々に見せた戦略核兵器で厳しくしつける準備ができている。

 会期中、李容浩外相は、中国、ロシア、フィリピンをはじめ、各国外相と会見し、2国間関係と主要国際問題に関する意見を交換した。

 李容浩外相は接触で、米国の極悪非道な対朝鮮孤立・圧殺策動の産物である国連安全保障理事会の新たな反朝鮮「制裁決議」を全面的に排撃し、今後も平和守護の永遠の旗印である並進路線をより高くかかげ、我々が選択した道を遠回りせずに最後まで進むということについて強調した。

 10日、李容浩外相を団長とする朝鮮代表団が帰国した。【朝鮮通信=東京】


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