朝鮮・欧州協会の英国に関する報道

英国は戦略的眼識持って朝鮮と接するべきだ
−2017年10月2日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮・欧州協会は2日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 9月29日、英国防相がスコットランドの英原子力潜水艦基地を訪れたNATO事務総長を歓迎する式典で、英国の核抑止力が北朝鮮とロシアから英国を守ると述べ、我々の核計画を終わらせるために米政府とともに努力していると妄言を吐いたという。

 英国防相の今回の妄言は、自分らが追求する核兵器の近代化の口実を無理やり他から求めようとする極めて苦しい発言である。

 我々は、英国が20世紀に米国の側に立って朝鮮戦争に軍隊を派遣したが、新世紀に入って両国が公式に国家関係を結んだだけに、英国を敵とみなさないことを何度も明らかにしてきた。

 にもかかわらず、最近、英国の一部の政治家の間で朝鮮半島で軍事的衝突が起きる場合、英国が介入する可能性を排除しないという発言が出ていることに対して我々は当然の警戒心を持って注視している。

 そのうえ、英国防相が我々の核抑止力が自分らに脅威になると強弁を張ったばかりか、我々の最高の尊厳まで持ち出したのは、とうてい許しがたい行為である。

 改めて想起させるが、我々の核戦力強化措置は、徹頭徹尾、国の自主権と生存権、発展権を抹殺してわが共和国を全滅させるという米国の極悪な対朝鮮敵視政策と核の恐喝から朝鮮半島と地域の平和と安全を守るための自衛権の行使である。誰であれ、強力な核抑止力を実質的に保有したわが共和国と米国の対決にむやみに飛び込むのは、みの着て火事場に入る愚かな行為となる。

 英国は、米国と協力して既に水爆とICBMまで保有した我々の核抑止力をなくそうという妄想から脱し、戦略的眼識をもって我々と接する方が良かろう。

 英国防相は、悪の根源にはあくまでも背を向けて米国に踊らされるのではなく、言動を慎むべきであろう。【朝鮮通信=東京】


英国のサイバー攻撃「朝鮮関与」説を非難
−2017年10月30日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮・欧州協会は30日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 最近、英国治安担当閣外相がBBCとのインタビューで、英国の国家保健医療システムに対するサイバー攻撃事件にわが国が関与しているという妄言を吐いたという。

 去る6月にも、英国外務省の高位人物がサイバー攻撃を断行したサイバー犯罪集団がわが共和国の領内で活動していると判断されたとし、我々がそれに対する調査をおこなって結果を知らせるよう求めている。

 これに関連して我々は、サイバー犯罪行為と何の関連もないことを明白にし、明確な証拠資料もなしに一方的に我々に言いがかりをつけるのは、わが共和国のイメージを傷つけようとする謀略行為になることについて英国側に公式に通報した。

 にもかかわらず、英国側がまたもや我々をサイバー犯罪者であるとしたのは、とうてい許せない行為であり、英国が実際に追求する目的が何なのかを考えざるを得なくしている。

 我々は、機会あるたびにあらゆる形態のテロに反対する原則的立場について宣明したし、英国住民がテロ行為で被害を受けた時も心から同情と慰問の意をあらわした。

 人民の生命と健康を最優先視しているわが共和国が、英国の保健医療システムを対象にサイバー攻撃をおこなったというのは話にならない。

 英国政府がサイバー攻撃事件をめぐって我々に引き続き言いがかりをつけるのは、国際社会を欺瞞して我々に対する不信をさらに助長させ、対朝鮮制裁・圧力を強化しようとする不純な行為であるとしか言えない。

 わが共和国の自主権を侵害し、尊厳を損ねようとする米国の大々的な敵視策動に便乗した英国政府の行為は、わが人民の込み上げる怒りと憤激をかき立てている。

 英国が法治国家なら、我々に対する根拠のない憶測を流してわが共和国のイメージを傷つけようとする卑劣な行為を働いたことを深く反省し、行動を改めるべきであろう。【朝鮮通信=東京】

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