国連に対テロ攻撃戦の支援要求
−2017年5月11日−

 国連駐在朝鮮常任代表部が、最近CIAと南朝鮮かいらい国家情報院が我々の最高首脳部を相手に国家テロを働く目的のもとに浸透させた極悪非道なテロ犯罪一味が摘発されたことに関連して11日、広報文を発表し、次のように指摘した。

 米国がこの2カ月間、朝鮮半島に原子力空母を含む各種の戦略資産を投入して史上最大規模の反朝鮮核戦争演習をおこなったのと同時に、我々の「首脳部排除」を狙った「斬首作戦」遂行のために多くの特殊戦武力まで動員したのは周知の事実である。

 米国が、南朝鮮かいらい当局とともに我々の最高首脳部をあえて討とうと極悪な軍事的冒険にしがみついたばかりか、卑劣なテロの陰謀まで企てたのは、米国こそ国際テロの元凶であり、国際平和と安全を重大に破壊する張本人であることを反論する余地もなく明々白々に実証している。

 朝鮮国家保衛省は、わが軍隊と人民の意志を込めて今回の特大型の国家テロの陰謀の組織者、加担者、追従者が惑星のどの隅、どの陰の下で生息しようと力強いやっとこで最後の一人まで捕まえて正義の鉄拳で無慈悲に打ちのめすであろうと厳かに宣言した。

 今回、摘発、粉砕された特大型の犯罪は、単純にわが共和国だけでない人類の正義と良心にたいするテロ、未来にたいする刃傷であり、したがって、すべての国は、共同のたたかいで平和と安全にたいする念願を無残に踏みにじる反人倫的なあらゆる謀略と専横、悪行を永遠に終息させるべきであろう。

 国連グローバル対テロ戦略の序文には、あらゆる者、あらゆる場所、また、あらゆる理由にもとづいておこなわれるすべての形態および表現におけるテロは、国際平和および安全にたいする最も深刻な脅威となると規定している。

 また、すべての形態と表現におけるテロの行為と方法、実行は、人権、基本的自由ならびに民主主義の破壊、領土保全への脅威、国家の安全の不安定化を目的とした活動であること、また、国際社会は、テロの予防とたたかいで協力を強化するために必要な措置を取らなければならないことについて指摘されている。

 国連憲章第1条第1項には、国際平和および安全を維持するために、平和にたいする脅威の防止および除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧のために有効な集団的措置を取ることについて明らかにされている。

 国連テロ対策委員会(CTC)をはじめ、国連と国連加盟国は、犯罪者の処罰など我々式の正義の対テロ攻撃戦の支援に積極的に呼応すべきであろう。

 広報文は、国連加盟国の理解に力をかすために2017年5月5日付の朝鮮国家保衛省のスポークスマン声明を付録として添付した。

 わが国の国連駐在常任代表部は、広報文を国家保衛省のスポークスマン声明とともに国連総会と国連安全保障理事会の公文書として配布することを求めたし、CTCにも送った。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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