米国務長官の南朝鮮冷遇は当然
−2017年3月23日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省軍縮・平和研究所研究士のリ・ソンイル氏が23日、「当然のもてなし」と題する次のような論評を発表した。

 最近、ティラーソン米国務長官の日本と南朝鮮、中国の訪問を契機にかいらいの間で自分らの哀れな境遇を嘆く声が上がり、各国のメディアの関心をかき立てている。

 先日、南朝鮮の「中央日報」は、米国務長官が今回の訪問期間に日本を「最も重要な同盟国」であるとおだて上げた反面、南朝鮮は「重要なパートナー」であると称するに留まったとし、トランプ政府が米国・南朝鮮同盟の等級を米国・日本同盟よりも低いものと認めた、南朝鮮を差別していると不満を述べる記事を掲載した。

 米国務長官が日本では外相と十分に意見を交換した後に記者会見で立場を表明したが、南朝鮮ではかいらい外交部長官と対座する前に米国の立場を明らかにする記者会見を急いでおこなうことで、自分らの意見は完全に無視されたし、中国と日本で組んだ外交当局者との夕食会の日程を唯一、南朝鮮だけでは組まなかったというのである。

 南朝鮮の「毎日経済新聞」は、米国務長官が中国外交部長との対面時にTHAADに一言も触れなかったニュースを伝え、米国がTHAAD配備問題で南朝鮮を圧迫している中国に影響力を行使してくれたらという期待が崩れたと指摘した。

 各国のメディアも、南朝鮮が今回の米国務長官の訪問について大きく失望していると評している。

 今回、南朝鮮かいらいが受けた冷遇と蔑視は当然のものである。

 南朝鮮かいらいが、こんにちのように用済み扱いされることになったのは、自分のはっきりとした定見や「政策」もなく、身の程も知らずに米国の指揮棒とへぼな巫女の占いに従って動く操り人形の役を演じてきたからである。

 朴槿恵逆徒が、「北崩壊説」に未練を持ち、「体制統一」を追求して「対北圧力政策」にしがみついてきたことや、内外の一様な反対と糾弾にもかかわらず、朝鮮半島と地域に不安と災難だけをまねく危険千万なTHAAD配備を強行したのは周知の事実である。

 南朝鮮かいらいが、米国の対朝鮮敵視策動の突撃隊となって同族対決策動に狂奔するからといって主人と手下の関係が変わることはない。

 主人は主人であり、手下は手下である。

 世界の人々は、米国務長官が今回見せた言動を通じて主人と手下の関係がどうなのか、南朝鮮かいらいが天のようにあがめる米国が南朝鮮にどう接するのかをはっきりと目撃した。

 必要な時には庇護して利用しても、いったん負担になると思えば容赦なく投げ捨てるのがまさに、米国式実用主義である。

 誰が統一の敵、民族の敵であるのかも見分けられず、米国の対朝鮮敵視政策に便乗して同族対決策動にしがみつくなら、いつまでも手下の哀れな境遇から抜け出せない。

 誰であれ、身の程も知らずに他人の操り人形となって無分別に狂奔しては、民心の懲罰を受け、主人にまで見捨てられる南朝鮮かいらいを相手にしたところで、恥と汚名だけを残すことになるであろう。【朝鮮通信=東京】


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