保守メディアのサイバー攻撃「北背後説」
−2017年5月22日−

 朝鮮中央通信社は22日、「常習的な謀略家の『北背後説』騒動」と題する全文次のような論評を発表した。

 南朝鮮の保守メディアが最近、各国で発生したランサム(身代金)ウエアによるサイバー攻撃事態と関連して我々に言いがかりをつけ、悪質な世論を流している。

 聯合ニュース、「ソウル経済」、KBS放送をはじめ、えせメディアは、全世界を襲ったランサムウェアによるサイバー攻撃の背後に「北がいるという主張」が出ただの、今回の事態を起こした悪性コードが我々と関わりがあることで疑われているハッカー集団のものと類似しているだの何のと騒いでいる。

 汚らわしくて幼稚な謀略・捏造騒動にほかならない。

 明白にするが、今回の「北背後説」は、日々上昇の一途をたどるわが共和国のイメージを傷つけて南朝鮮内部で急激に高まる北南関係改善の要求を阻もうとする保守一味の悪巧みによるものである。

 かいらい保守一味が時となく我々に言いがかりをつけてかみ付くのは、敵対勢力の横暴非道な制裁、圧力のなかでも社会主義の生命力を誇示してよりいっそう強大な力を備えている我々を極度に恐れているからである。

 何としても、我々を犯罪者に仕立て上げて国際的に孤立させ、北南関係改善の機運に冷や水を浴びせるためにこのような三文の値打もない欺瞞劇をまたもや捏造したのである。

 保守一味が吹く反共和国対決の笛に合わせて「北背後説」を騒ぐえせメディアの醜態が笑止千万である。

 もともと、南朝鮮かいらいは、自分の家の中で何か不祥事が起きたり、どこかで何か不穏なことが発生したという話が出れば、むやみに「北の仕業」に仕立てるのが癖になった常習犯、前科者である。

 「チョンアン(天安)沈没事件」「農協(農業協同組合中央会)システム障害事件」「原子力発電所ハッキング事件」「3.20ハッキング事件」「衛星利用測位システム(GPS)電波障害事件」「無人機事件」など、何でも我々と結び付けたが、途方もない謀略騒動の真相が明らかになって赤恥をかいた。

 いくら謀略と捏造が癖になって狂うにもほどがあるものである。

 今回の事件と関連して南朝鮮内部では、「北の仕業であると断定できない」「北の仕業のように見せようと、わざとコードを真似たかもしれないのではないか」という主張が強く出ている。

 サイバー攻撃の被害を受けた多くの国と地域のうち、今回の事態を我々と結び付けるのは、もっぱら、かいらいしかいない。

 むしろ、世界の多くの専門家の間では、今回の攻撃事件をまねいた犯罪者は、ほかならぬ米国であるという非難が上がっている。

 にもかかわらず、かいらいメディアの妄動にかいらい軍部一味まで相づちを打って「情報作戦防衛態勢」を一段階引き上げるだの何のと騒ぎを起こしているのである。

 かいらい保守一味が謀略茶番劇にしがみつくほど、民族に見捨てられて窮地に陥った自分らの哀れな姿をさらにさらけ出すだけである。

 今回の「北背後説」をでっち上げた者は、当然、罪科を清算することになるであろう。

 かいらい保守一味と、その侍女の役を演じるえせメディアは、尊厳あるわが共和国のイメージを傷つけようとする者にたいする我々の懲罰には慈悲がないことをはっきりと知り、軽挙妄動してはならない。【朝鮮通信=東京】


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