南執権者は相手刺激する言動やめよ
−2017年6月21日−

 祖国平和統一委員会(祖平統)のスポークスマンは、現南朝鮮執権者が我々に言いがかりをつけてむやみに口を開いているのと関連して21日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 現南朝鮮当局者が執権後、北南合意履行と対話を通じた問題解決を騒ぎながらも、時となく我々を刺激する不純な言動を続けている。

 特に、先の「大統領選挙」の際、北南関係改善を力説してかかげた公約に反して公式、非公式の席上で「北が挑発で得るものは国際的孤立と経済的難関だけである」「国際社会との強力な共助で北を圧迫して制裁すべきである」など、我々の核戦力強化措置に言いがかりをつける悪態をためらいなくついている。

 「6.15南北首脳会談17周年記念式」で述べた「祝辞」でも、「北の核およびミサイル開発は地域と国際社会の平和と安定を脅かす深刻な懸念事項」であるだの 「北は6.15共同宣言と10.4宣言の尊重と履行を促しながらも核とミサイル高度化で言葉と行動が異なる」だのと途方もなく中傷した。

 これらすべてが、自分らの不穏当な振る舞いで北南関係が開かれない責任を我々になすり付けようとする術策であるのは言うまでもない。

 現在、南朝鮮当局は、執権当初から内外で深刻な苦境に陥っている。

 米国と旧守保守一味の顔色をうかがわざるを得ず、とはいえ自分を「大統領」に当選させたロウソクをかかげた民心に背を向けることもできないのが南朝鮮の現執権者の苦しい立場である。

 南朝鮮執権者は、我々に言いがかりをつける卑劣な醜態で面目を保とうとしているが、それは、みずからをさらに四面楚歌の境遇に追い込む自滅行為になるだけである。

 問題視せざるを得ないのは、朝鮮半島で核問題を生み、北南関係を最悪の破局状態に追い込んだ米国とかいらい保守一味の犯罪的策動には知らぬふりをし、むしろ、我々の自衛的な核戦力強化措置にとんでもなく言いがかりをつけていることである。

 これこそ家に押し入った強盗は放っておき、あるじの正当防衛を犯罪視するも同然の破廉恥な醜態にほかならない。

 朴槿恵一味が執権の全期間、「北の核問題」を持ち出して対決狂気を振りまき、どれほど悪質に振る舞ったのかは現執権者も知らなくないであろう。

 南朝鮮当局者の振る舞いが、保守逆賊一味の対決的妄動と何が違うのかということである。

 そのうえ、対話をおこなうとしながらも、相手を「挑発者」であると罵倒して「国際的な制裁・圧力共助」を騒ぎ立てるのは事実上、対話をおこなわないというも同然で、北南関係改善を願う全民族とロウソクをかかげた民心にたいする耐えがたい愚弄であるとしか言えない。

 いま、北南関係は互いに善意をもって対座してもまともに解決できるのか憂慮せざるを得ない最悪の状態に瀕している。

 南朝鮮当局者は、相手を刺激する無謀で愚か極まりない言動をやめて北南関係に臨む姿勢をまず正しくもたなければならない。

 わが民族同士の立場とロウソクをかかげた民心の側に立って北南関係を解決していくことで民族の歴史に堂々たる足跡を残すのか、あるいは外部勢力と保守勢力の顔色をうかがいながら機嫌をとって先任者の悲惨な前轍を踏むのかという運命の岐路で、南朝鮮当局者は責任ある出発をすべきであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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