南朝鮮当局のICBM非難は断末魔のあがき
−2017年7月6日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)は6日、全文次のようなスポークスマン声明を発表した。

 国家核戦力完成の最終関門であるICBM「火星14」型の試射の輝かしい成功は、チュチェ朝鮮の不敗の国力と限りなく強大な自立的国防工業の威力の一大示威であり、長きにわたって強力な国防力を渇望してきたわが共和国の歴史に特筆すべき大慶事、特大の出来事となる。

 反米対決戦でおさめたチュチェ朝鮮の偉大な戦勝のニュースに全世界が沸いている。

 溶岩のような炎を吹いて力強く発射された「火星14」型とともに、この惑星の最強のICBM保有国としてそびえ立ったわが共和国の誇らしい快挙を世界の多くのメディアが特大ニュースとして広範に報道しており、米国をはじめ、敵対勢力の内部からは「北のICBMの発射成功を真摯に受け止めなければならない」「米国が対応する方案はもはやない」という悲鳴が上がっている。

 ところがいま、南朝鮮では、世界政治の構図に大きな衝撃を与えている我々のICBM試射成功の重大な意義と現実に目と耳をふさぎ、同族の慶事に冷や水を浴びせる対決茶番劇が演じられて全同胞を憤激させている。

 我々の今回の試射のニュースが伝わると、南朝鮮の執権者は慌てて「国家安全保障会議」 (NSC)全体会議なるものを招集して「北の無責任な挑発を繰り返し強く糾弾する」だの何のと騒ぎ立てたばかりか、「声明だけで対応する状況ではない」と述べ、トランプの承認を得て南朝鮮・米国連合弾道ミサイル射撃訓練なる笑止千万な軍事的血気にまではやって奔走した。

 かいらい外交部、統一部をはじめ、外交安保関係者はもちろん、与野党の有象無象までが口々に「国連安全保障理事会の決議にたいする真っ向からの違反」だの、「国際社会との措置協議」だの何のと蛙鳴蝉噪のように青筋を立て、騒ぎを起こしている。

 特に、かいらい軍部ごろつきは、いわゆる「声明」なるものを発表し、あえて我々の最高の尊厳に無礼にも言いがかりをつけ、「挑発」だの 「破滅」だの何のの極悪な対決悪態までついた。

 ソウルの真ん中に我々のICBMが落ちたかのように、しっぽに火が付いた犬のように狂奔する南朝鮮当局の極悪非道な対決騒動は、我々が国防力強化の自衛的措置を請じるたびに誰よりも仰天して「強く糾弾」だの、「自滅」だのと「安保騒動」を起こした朴槿恵逆賊一味のヒステリーをほうふつさせる。

 南朝鮮当局の前例のない対決狂気は、我々のICBM試射の大成功に完全に仰天した連中の断末魔のあがきであり、死に切れずにいら立つ連中の愚かな妄動である。

 我々は今回、米国の心臓部を攻撃できるICBMの試射を1回で痛快に成功させたことで、米国の核戦争の威嚇、恐喝を根本的に終息させ、朝鮮半島と地域の平和と安定を頼もしく守って民族繁栄の明るい未来を開いていける強固な保証をさらにしっかりもたらした。

 これは、わが共和国だけでなく、北と南、海外の全同胞が共同で祝ってやまない民族あげての一大慶事である。

 しかし、南朝鮮当局が民族の快挙にともに喜べないまでも、拳を振り上げるのは、民族の力と尊厳が何であり、朝鮮半島の平和がどう守られるのかもわからない間抜けな連中の無知、非道極まりない反民族的行為にほかならない。

 いま、南朝鮮かいらいが祖父のようにあがめている米国も我々のICBMの試射成功を認め、頭上にいつ核の雨が降るかわからなくて気が気でない。

 主人さえ深い苦悩と敗北感にとらわれてあたふたしている時に、単なる手先にすぎない連中があえて我々の尊厳と体制にまで言いがかりをつけて対決騒動を起こすのは、無慈悲な先軍の砲火によって悲惨な終末を免れない火取り虫のような対決狂信者の罰当たりな妄動である。

 米国の対朝鮮敵視政策と核の威嚇が根本的に清算されない限り、いかなる場合も核と弾道ミサイルを協議のテーブルに乗せないし、核戦力強化の道をただの一歩も退かないというのは我々の確固不動の意志である。

 原爆、水爆とともにICBMまで保有した我々の度胸は据わっており、恐ろしくも怖くもない。

 いま、米国は自分らの顔を見事に張り飛ばした今回のような痛快な大小の「贈り物」をまたいつなんどき受け取るのかと戦々恐々として不安と恐怖に震えている。

 かいらいが、米国に頼ってのさばっていた時は永遠に過ぎ去った。

 いくら親米事大に狂って同族対決に分別を失ったとしても、哀れな自分の境遇ぐらいは知ってかかってくるべきである。

 我々は、民族の大慶事にへそを曲げてあらゆる卑劣な行為に明け暮れる対決狂の妄動を少しも許さないであろうし、我々の正義の偉業に挑戦する連中は誰であれ朝鮮半島の平和と安定を願う全民族の名で断固懲罰するであろう。

 太平洋の向こうの米国の地も焦土にできる準備を整えた我々が、鼻先のかいらいの類いを一人残らず一掃するのは朝飯前である。

 かいらいは、世界が変わったのも知らずに白頭山の銃の照準器内でむやみにジタバタしては、取り返しのつかない苦汁をなめることを銘記し、軽挙妄動してはならない。

 南朝鮮の現当局が、我々の警告を無視し国防力強化のための我々の自衛的措置に言いがかりをつけて反共和国対決騒動を極大化する道に進むなら、米国を後ろ盾にして同族対決に狂奔して歴史の墓に押し込まれた朴槿恵逆賊一味のような悲惨な境遇を免れないであろう。【朝鮮通信=東京】


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