慰安婦「合意」を全面無効化すべきだ
−2017年7月15日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮日本軍性奴隷・強制連行被害者問題対策委員会(被害者対策委)は15日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 最近、南朝鮮で朴槿恵逆賊一味が働いた反民族的罪悪の産物であり、親日売国の極みである日本軍性奴隷問題「合意」の無効を求める機運が前例なく高まっている。

 南朝鮮の「韓国挺身隊問題対策協議会」をはじめとする反日団体と女性団体、市民団体は、毎日のように記者会見と声明発表、集会など反日・反「政府」闘争をおこない、保守逆賊一味が日本と締結した性奴隷問題「合意」の全面無効を強く求めている。

 厚顔無恥な日本の反動層にたいする南朝鮮民心の込み上げる恨みと怒り、親日逆賊行為を呪う広範な各階層の激烈な抗議と糾弾に勝てずに現南朝鮮当局も日本軍性奴隷問題「合意」の再交渉を持ち出さざるを得なかった。

 周知のように、朴槿恵一味が執権期間、日本の安倍(晋三)一味と結託してでっち上げた日本軍性奴隷問題「合意」なるものは、日本から何の謝罪もなく、幾らかの金を受け取る見返りに日帝が働いた残虐非道な性奴隷犯罪を覆い隠すことを密約した前代未聞の恥ずべき売国文書である。

 これこそ、20世紀初めに倭の連中に国権を丸ごと差し出した「乙巳五賊」も顔負けの永遠に許しがたい極悪な逆賊行為である。

 日本軍性奴隷問題「合意」は、民族の一様な要求に反する屈辱的で売国的、不法な最悪の犯罪であって、当然、全面無効化して断固破棄すべきゴミである。

 わが民族に耐えがたい侮辱と計り知れない被害を与えた特大型の反人倫的犯罪である日本軍性奴隷問題は、いわゆる「再交渉」や「外交的合意」で解決される問題ではない。

 これは、朴槿恵の積弊清算問題である前に、南朝鮮社会に根付いた事大と屈従の凝りかたまった体質的な悪習を根こそぎにし、民族の自主的尊厳を取り戻す問題である。

 わが民族が日帝侵略者から受けた精神的・肉体的苦痛と性奴隷被害者の人生破綻は何によっても挽回できない。

 花の青春と愛を日帝のけだものに無残に踏みにじられ、一生胸に積もり積もった血の恨みを晴らせないまま親日売国奴がのさばる汚らわしい世界を呪って息を引き取った性奴隷被害者が願ったのは、決して「補償」の類いではなかった。

 したがって、日本の破廉恥でずうずうしい態度に激怒した全同胞は、もっともらしい「謝罪」や幾らかの「補償」ではなく、日帝の植民地支配と天人共に怒れる蛮行を必ず百倍、千倍で決算することを強く主張しているのである。

 にもかかわらず、いま、日本の反動層は「慰安婦合意は最終的かつ不可逆的に解決した」「慰安婦問題にたいする日本の謝罪はこれ以上ない」と言い散らして過去の罪悪にたいする反省はおろか、南朝鮮人民を極度に蔑視し、こんにちも依然として植民地宗主国のように振る舞っている。

 さらに重大なのは、南朝鮮当局が日帝が我々の女性をはじめ、朝鮮民族に働いた天人共に怒れる万古無比の罪悪を覆い隠して千年来の敵である日本と「関係発展」だの、「未来志向」だの何のと民族の尊厳と利益を売り渡す醜悪な反民族的売国行為にしがみついていることである。

 南朝鮮当局が全民族の一様な要求に背を向け、卑屈な対日屈従政策を追求して日本の鉄面皮で破廉恥な奸計に乗せられるなら、民族に恥ずべき罪悪だけを残すことになるであろう。

 売国的で屈辱的な日本軍性奴隷問題「合意」は少しも許せないし、全同胞は日本の極悪な反人倫的犯罪行為を総決算するたたかいに、さらに果敢に立ち上がるべきであろう。【朝鮮通信=東京】


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