米国務長官の軍事的対応発言を糾弾
−2017年3月20日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米政府が我々の周辺にたいする国務長官の歴訪を契機に、我々を脅して圧迫しようとしたことに関連して20日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 最近、ティラーソン米国務長官が、日本と南朝鮮、中国を訪問し、この20年間に米国が北朝鮮の非核化のために傾けた努力はすべて失敗したし、オバマの「戦略的忍耐」政策は終わったと自認し、北朝鮮が米国と同盟国を脅かす場合には軍事的に対応するだの何のと言った。

 スポークスマンは、オバマがホワイトハウスを離れる日まで口を酸っぱくして唱えてきた制裁の繰り言を、いまはティラーソンがそのまま受け売りしているとし、次のように強調した。

 問題は、オバマもティラーソンも、なぜ我々が核武装へと進まなければならなかったのか、こんにち、我々がなぜ核戦力強化へとたゆみなく進んでいるのか、その根源を知らないところにある。

 我々の核戦力は、社会主義祖国を守り、わが人民の生を守る正義の宝剣であり、最も頼もしい戦争抑止力である。

 米国は、目を大きく開いて世界をしっかりと見なければならない。

 我々は、米国が望むいかなる戦争にも喜んで対応する意志も、能力もすべて備えている。

 米国の企業家出身の当局者が、我々を驚かそうと考えたなら、そのようなことが我々には通じないことを近く知ることになるであろう。

 スポークスマンは、世界は今回、朝鮮が高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験でおさめた巨大な勝利がどれほど重大な意義をもつのかをじきに見ることになるであろうと強調した。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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