米大統領の虚勢は自殺行為
−2017年9月30日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)は30日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 わが千万軍民の反米決戦の意志が活火山のように爆発しているなか、老いぼれの狂人、トランプがいまだに目を覚ませず、よりいっそうヒステリックな発作症状を見せている。

 チュチェ朝鮮の爆弾宣言に恐怖で色を失ったトランプが、我々にまたもや言いがかりをつけて「長くは続かないであろう」の類いのラッパをツイッターに載せる一方、メディアに対し、自分らの軍事的方案が「破滅的なものになる」と虚勢を張ったのはその端的な実例である。

 見ものは、いまやトランプが狂ったラッパばかりを吹くのではなく、意識がもうろうとして前後を見分けられずに奇怪なヒステリーを起こしていることである。

 先日、トランプは、自分が直接新たな「対朝鮮制裁大統領令」なるものに署名し、手先を押し立てて「歴代最も強力な措置」であると騒ぎ立てる一方、米議会下院を動員して極めて陳腐な「北朝鮮人権法の再承認法案」なるものをでっち上げる茶番劇も演じた。

 一方、戦略爆撃機BIB編隊を泥棒猫のように朝鮮東海の公海上に投入して満身創痍となった体面を挽回しようと愚かに振る舞った。

 狂犬はこん棒でたたかれて息絶える瞬間までほえ立ててヒステリーを起こすものである。

 トランプが毎日のように軽率な言葉を吐いて騒ぎ立てているのを見ると、いまだに事態の深刻さと差し迫った破局的災難を見分けられないのが明らかである。

 わが軍隊と人民がどれほど激しく怒号しており、全国が悪の帝国を根こそぎにする敵撃滅の溶岩のように、どれほど沸き返っているのかを自分の目で直接見たトランプが仰天するあまり、被害妄想が極限に至ったようである。

 現在、国際社会はもちろん、米国内でも「制裁は通じない」「制裁は問題解決の方法ではない」の非難の声が上がり、トランプの軍事的選択は「超大国」を自任する米国の終末につながることになるという声が日々高まっている。

 にもかかわらず、唯一トランプとその一味だけは、金の亡者の低級な思考水準をあらわにし、誰それの「資金源の遮断」に躍起になる一方、ごろつきの乱暴な姿そのままに無謀な軍事的血気にさらにしがみついていて、人々の嘲笑をかっている。

 トランプ一味が、ホワイトハウスの先任者が苦汁をなめたその類いの「制裁」と「威嚇」劇で我々を屈服させようと襲いかかること自体が笑止千万である。

 わが軍隊と人民には、トランプとその一味のヒステリーが抜け出せない泥沼に落ちてもがく愚かな狂人の哀れな醜態にしか見えない。

 悪化した現事態をさらに爆発直前に追い込む米国の無謀な挑発的妄動は、最終完成段階に入った朝鮮の国家核戦力強化に対する極度の不安感、わが首脳部が慎重に考慮している史上最高の超強硬対応措置に対する身震いする恐怖から逃れるための断末魔のあがき以外の何物でもない。

 既に明白に宣明したように、国務委員会委員長の声明は、チュチェ朝鮮の力強い進軍に理性を失ってじたばたする米帝侵略者に送る最後通告であり、米国の老いぼれ狂人を必ず火で制する超強硬立場を厳かに宣言した重大警告である。

 トランプは、自分も知らず、相手も知らずに無謀に狂奔するほど、わが千万軍民の対米報復機運をさらに倍加させて米国の頭上に垂れ込めた暗影が漆黒の闇と化す最後の滅亡の時刻を早めるだけであることを知るべきである。

 我々は、あらゆるつまらないラッパを吹くばかりか、わが人民の命脈に食いちぎろうと飛びかかる狂犬の無分別な狂乱を少しも許さず、鉄のこん棒で容赦なく粉砕するであろう。

 いつでも懲罰の火を噴く万端の態勢にある朝鮮の革命武力の前で腐った「制裁」のこん棒を振り回し、火取り虫のようなものを飛ばして血気にはやるのは、米国の地を丸ごと核の火の海にする自殺行為になるだけであることを改めて想起させる。

 米国がいくら制裁、圧力と軍事的威嚇を加えて虚勢を張っても、偉大な常勝の指導に従って日々さらに強化されるわが共和国の国力と戦略的地位は絶対に崩せないし、核兵器よりも威力ある一心団結と自力、自彊の精神力で力強く前進する社会主義朝鮮の前途を決して阻めない。

 世界は、自分の党と領袖の呼びかけにこたえて反米対決戦に力強く立ち上がったわが軍隊と人民が不倶戴天の百年来の敵である米国にどのような峻厳な鉄槌をくだし、最後の勝利をもたらすのかをはっきりと見ることになるであろう。【朝鮮通信=東京】


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