米国の反朝鮮「人権」騒動は最後のあがき
−2017年11月4日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮人権研究協会は4日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 米国が、我々に対する前代未聞の制裁と圧力、軍事的威嚇・恐喝と並行して反朝鮮「人権」謀略騒動にさらに血眼になって狂奔している。

 先日、米国務省は、「北朝鮮住民が海外で奴隷のように強制労働に苦しんでいる」と騒ぎ立て、いわゆる「北朝鮮の人権侵害と検閲に関する報告書」なるものを議会に提出した。

 同日、米財務省もわが共和国の3団体と7個人を「人権侵害に関与した疑い」で「特別制裁」の対象に含めることを明記した第3次「北朝鮮人権制裁措置」なるものを発表した。

 一方、米議会は、下院外交委員会の公聴会に醜悪な人間のクズを招き入れ、我々の「人権侵害状況」に関する「証言」劇まで演じて反朝鮮茶番劇を演出した。

 米国のこのようなヒステリックな「人権」騒動は、史上類例のない極悪非道な反朝鮮制裁・圧力と核戦争火遊びでも足りず、これに「人権」謀略騒動まで合わせて我々のイメージを傷つけ、我々の前進を阻もうとする最後のあがきのような策動である。

 周知のように、この数十年間、米国は、自主の旗印、社会主義の旗印を高くかかげて力強く前進するわが共和国を孤立させ、圧殺するために「北朝鮮の核脅威」を騒いで前代未聞の制裁・圧力騒動に狂奔したが、与えられたのは恥ずべき敗北と恥だけであった。

 “おぼれる者は藁をもつかむ”というように、米国が朝米核対決での相次ぐ惨敗から挽回し、自分らの反朝鮮策動を合理化するための手段に使っているのが、まさに、卑劣極まりない反朝鮮「人権」謀略騒動である。

 いま、米国がどれほど困窮したなら、祖国と人民を裏切って逃げた人間のクズのつまらない無駄口を聞こうと米議会に立たせる謀略劇まで演出しているのであろうか。

 米国は、誰それの「人権問題」を口にする前に、先の朝鮮戦争の時期に信川などわが祖国の地の至る所で働いたケダモノも顔を赤らめる天人共に怒れる大虐殺蛮行をはじめ、歴史的にわが人民に犯した歯ぎしりする人権蹂躙犯罪をまず反省してしかるべきである。

 わが民族を二つに引き裂いた分断の張本人であり、悪辣な経済封鎖と制裁でわが人民の生命権、生存権、発展権を阻もうとあがきにあがいている米国は、そもそも人権問題を口にする資格も、体面もない。

 大統領なる者が、平和を論じる国連の舞台にまで出てきて一国、一民族の「完全破壊」と絶滅を公然と言い散らすほど野獣と化したごろつき国家が「人権擁護」を騒ぐこと自体が盗人猛々しさの極みであり、人権に対する耐えがたい愚弄である。

 事実、この地球上で最も深刻な人権問題は、ほかならぬ米国にある。

 1%の特権層が99%の勤労大衆の膏血を絞り取る富益富貧益貧(富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる)の社会、極度の人間憎悪思想に染まって殺人と強盗、人身売買、各種の銃器犯罪が絶え間なく起こり、甚だしい人種差別で人々が不安と恐怖のなかで月日を過ごさなければならないのが、まさに、人権蹂躙の元凶である米国の実情である。

 米国は、不相応に「人権裁判官」ぶって誰それにとやかく言う前に、自分の家の中の腐り切った人権の実態にでも神経を使う方が良かろう。

 人々は、誰もが不世出の偉人の熱烈な人民尊重、人民重視、人民愛の政治によって人民のすべての夢と理想が現実に花咲くわが共和国の現実に驚嘆と賛辞を禁じ得ない。

 わが国を訪問した外国人はもちろん、米国のメディアまでもが西側で騒ぐ「人権侵害」は荒唐無稽な捏造劇、とんでもない詐欺劇であると非難を浴びせているのは、あまりにも当然である。

 闇はいくら暗くても光に勝てない。

 米国が、いくら、ありもしない「北朝鮮の人権問題」をめぐって、どうのこうのと中傷しても、人民が国家と社会の真の主人になり、真の人権が保障されるわが共和国のめざましい実情を絶対に覆い隠せないし、自分らの卑劣な反朝鮮制裁・圧力騒動を合理化できない。

 我々には、米国が青筋を立てて吹く「北朝鮮の人権」のラッパが単なる月夜にほえる犬の鳴き声にしか聞こえない。

 誰が何と言おうとわが軍隊と人民は、みずから選択した自主と正義の道から一歩も退かないし、人民により輝かしい未来を与えるための社会主義強国の建設にさらに拍車をかけていくであろう。【朝鮮通信=東京】


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