非核化論議は時期尚早、朝米平和協定締結が急務
 朝鮮外務省代弁人
−2015年10月22日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が再び朝鮮半島の情勢安定を破壊し、緊張激化をまねいていることに関連して22日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 報道によると、米国は原子力空母ロナルド・レーガンを巡洋艦、イージス駆逐艦とともに釜山沖に入港させて南朝鮮海軍との大規模な連合海上訓練を行おうとしている。

 これは、我々の公明正大な提案と世界の平和愛好人民の一様な念願に対する真っ向からの挑戦である。

 再三にわたって宣明したように、最近、我々は現在の停戦協定では朝鮮半島でもはや衝突と新たな戦争勃発の危険を防ぐことができなくなった状況で、一日も早く平和協定を締結して朝鮮半島から戦争の危険を取り除き、恒久的な平和な環境を整えることに関する重大提案を示した。

 にもかかわらず、米国は、原子力空母を含む戦争手段を再び南朝鮮に投入することで挑戦しているのである。

 朝鮮半島非核化のための長期間の対話努力が失敗で幕をおろしたのはまさに、我々に対する米国の絶え間ない核恐喝策動と我々を狙った核戦争演習にある。

 米国が増大する軍事的挑発で朝鮮半島の情勢を緊張させながらも、いまだに非核化が優先事項であると言い張るのは、高等教育を受けられなかった路上強盗の論理のような強弁、詭弁である。

 現実は、朝鮮半島非核化の論議がどれほど時期尚早であり、朝米間の平和協定締結がどれほど急務であるのかをそのまま示している。

 米国が、我々の平和協定締結の主張にあくまでも背を向けて無謀な核対決騒動に引き続きしがみつくなら、与えられるものは苦い失敗と後悔だけであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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