在カナダ牧師に無期労働教化刑
−2015年12月16日−

 朝鮮中央通信によると、16日、朝鮮最高裁判所で、特大型の国家転覆陰謀行為を働いた在カナダの牧師、林賢洙被告の裁判が行われた。

 各階層の市民と社会主義祖国に滞在中の海外同胞、外国人が傍聴した。

 裁判では、朝鮮の刑法第60条(国家転寝陰謀罪)に該当する林賢洙被告の事件記録を検討し、犯罪の事実を確定した起訴状が提出され、事実審理が行われた。

 審理の過程に林賢洙被告は、米国と南朝鮮当局の反共和国敵対行為に追従して朝鮮の最高の尊厳と体制を悪辣にそしり、冒涜したばかりか、共和国を崩壊させるもくろみで国家転覆陰謀を企てたすべての犯罪事実を認めた。

 続いて、林賢洙被告の犯罪を立証する証人の証言と証拠物が提示された。

 検事は論告で、被告の犯罪は我々の最高の尊厳をあえてそしり、社会主義制度と国家の安全を侵害した行為であって当然、朝鮮の法にのっとって峻厳な審判を受けなければならないとし、被告に対して死刑を求刑した。

 弁護人は弁論で、被告の犯罪行為とその結果は大変重大であるが、彼が今後、統一された祖国、富強繁栄する太陽民族の真の姿を直接目撃できるように論告の死刑ではなく、他の刑罰に量定することを求めた。

 裁判では、林賢洙被告に無期労働教化刑が言い渡された。

 裁判は、神聖な共和国の最高の尊厳をそしり、人民の真の生の基盤である社会主義制度を抹殺しようと狂奔する米国と南朝鮮当局の策動に追従する林賢洙のような者がどれほど悲惨な末路をたどるのかを改めてはっきりと示した。【朝鮮通信=東京】


判決中傷のカナダ政府を非難
朝鮮外務省代弁人
−2015年12月22日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、カナダがわが司法機関の正当な判決を中傷していることに関連して22日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 去る16日、わが最高裁判所が、米国と南朝鮮当局の反共和国敵視政策に追従して特大型の国家転覆陰謀行為を働いたカナダ公民の林賢洙に無期労働教化刑を言い渡したことについて、カナダの首相をはじめとする公人がわが共和国をそしる悪態をむやみについている。

 我々は、自国の公民が働いた悪辣な犯罪行為によって我々に罪を犯した立場にあるカナダ政府が逆に、我々の正々堂々たる司法措置に対して「懸念」だの「国際法違反」だのとあえて中傷していることに驚愕を禁じ得ない。

 「領事関係に関するウィーン条約」には、領事との接触の権利は駐在国の法と規定に準じて実現されなければならないとの内容が明示されている。

 我々は、我々の法にのっとって林賢洙に対する調査の過程には領事との接触を許可しなかったが、調査終了後、特例としてカナダ代表団を招請して裁判を傍聴させ、彼との領事接触も実現させた。したがって、カナダ政府はこれに言いがかりをつける何の法律的名分もない。

 林賢洙が認めた反共和国特大型犯罪行為について当然謝罪し、再発防止措置を取るべきカナダ政府がむしろ、彼を庇護して盗人猛々しく我々に文句を言うことに対して我々は絶対に黙過できない。

 カナダ側の不当で無礼な行為は、事態をさらに複雑にするだけである。

 いま、わが人民は、林賢洙の犯罪行為に対して憤激を禁じ得ず、彼により重い刑罰を科することを求めている。

 我々の法は、我々の思想と体制を敵視して壊そうとする者に対しては、それが誰であれ、容赦なく厳罰に処するということを知るべきである。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】

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