ダボス会議招待取り消しに懸念
朝鮮代表が書簡 
−2016年1月14日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮代表団の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)の参加が取り消されたことに関連して14日、ジュネーブ国連事務局および国際機関駐在朝鮮常任代表がWEFの会長に書簡を送った。

 書簡は、既に計画されていた朝鮮代表団のダボス会議参加がWEF側の唐突で無責任な行為によって取り消されたことに関連して深刻な懸念を表すると明らかにした。

 また、朝鮮代表団がWEF側の再三の要請を考慮して会議に参加することにし、その機会に朝鮮での経済発展状況を紹介し、各国との友好的で互恵的な経済協力を促すことを希望したが、WEF側は経済問題を論議する国際機関としての性格と体裁に反して不当な政治的理由を口実に代表団の会議参加を一方的に取り消す行為を働いたと指摘した。

 そして、WEF側の行為は、朝鮮に対する極端な敵視政策にしがみついている一部の勢力の策動に便乗するものであって、国際機関としての初歩的な公正さと原則まで喪失した極めて穏当を欠いた行為であることに言及した。

 書簡は、尊厳ある主権国家であり、東北アジアの堂々たる経済主体である朝鮮に対してとられた非友好的な措置の悪影響についてWEF側は当然の責任を負うべきであろうと強調した。【朝鮮通信=東京】


inserted by FC2 system