拉致された公民と家族との面会要求
朝鮮赤十字会代弁人声明 
−2016年4月21日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮赤十字会は21日、全文次のようなスポークスマン声明を発表した。

 既に、我々は朴槿恵一味が、我々の公民を集団で誘引、拉致したことに関連して天人共に怒れる罪悪の処罰を甘受し、我々の公民を即刻送還するよう強く求めた。

 しかし、南朝鮮当局は、我々の公民を家族の懐に帰すどころか、いわゆる「無理押し」だの「威嚇中断」だのの詭弁を並べて、我々の正当な要求に挑戦している。

 さらに見過ごせないのは、今回のかいらい国会議員選挙で大惨敗してコウモリのように薄暗い青瓦台の裏部屋に閉じこもっていた朴槿恵が外に口を突き出すなり、「集団脱北」だの「制裁の効果」だのと口角泡を飛ばして言い散らしていることである。

 これは、前代未聞の反人倫的罪悪が、全世界にあらわになったことに慌てふためいた者の断末魔のあがきであって、我々にたいするもう一つの許しがたい挑発であり、内外世論にたいする愚弄である。

 今回の事件は徹頭徹尾、朴槿恵がかいらい国家情報院のごろつきを駆り出して働いた計画的で組織的な集団誘引・拉致蛮行である。

 いま、かいらい国情院の連中が誘引、拉致した我々の公民の肉声をメディアに公開できず、報道管制を布いているのがまさにそのためである。

 我々は、かいらい一味が今回演じた我々の公民にたいする集団誘引・拉致劇に関する具体的な資料をすべて持っており、それを全世界に公開する準備を整えている。

 これまでも、かいらい一味は、我々の公民を誘引、拉致しては、「自発的脱北」だの何のと卑劣な「帰順工作」をおこなった。

 今回も、かいらい一味は、我々の公民を卑劣で浅ましい手法で誘拐、拉致して南朝鮮に連れ去り、外部と隔離して「帰順」を強迫する悪行を働いており、その犯罪的正体を覆い隠そうと、いわゆる「集団脱北」だの「制裁の効果」だのの類いの荒唐無稽な詭弁を並べているのである。

 現実は、朴槿恵一味こそ同族対決と謀略のためなら何もためらわない希代の悪魔であり、破倫・背徳漢であることを改めてはっきりと示している。

 横暴非道なテロごろつき行為でだんらんの家庭を破壊して生き別れにさせておきながらも、誰それの「人権」や「離散家族」問題を云々することこそ破廉恥の極みであり、人道主義と人権にたいする絶えがたい冒涜である。

 いま、わが軍隊と人民は、同族対決に狂って天を恐れずに無分別に狂奔する朴槿恵と逆賊一味を無慈悲に踏みつぶす敵撃滅の意志で血をたぎらせている。

 かいらい一味は、集団誘引、拉致した我々の公民を送還することに関する我々の正当な要求を「無理押し」であると強弁するのではなく、それほどにも、やましいところがないと言うなら、直ちに我々の人員の公の記者会見を開いて公正な世論の判決を受けなければならない。

 愛する娘を白昼に誘引、拉致された我々の家族はいま、一刻も早く夢にも会いたい子どもと直接面会させるよう切に求めている。

 我々は、家族の切々たる要求に応じて、彼らが子どもと直接会えるようにするために板門店、または必要であればソウルにまで送るであろう。

 我々は、かいらい一味の誘引・拉致蛮行によって連れ去られた我々の女性が愛する親に会って自分たちの意思を直接明らかにしようとするものである。

 かいらい一味が我々の正当な要求を拒否すれば、自分らの集団誘引・拉致行為をみずから認めることになるであろう。

 もし、かいらい一味が、我々の直接対面の要求を受け入れず、引き続き我々の公民を抑留し、送還しない場合は既に警告したとおり、今回の拉致蛮行の主謀者である青瓦台を含めて逆賊一味にたいする復讐戦が多様な方法で強度におこなわれるであろう。【朝鮮通信=東京】


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