朝鮮外務省のスポークスマンは、英国首相が我々の「核の脅威」を云々したことと関連して20日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。
最近、英国首相は、議会でおこなわれた自国の新型原子力潜水艦の建造計画にたいする表決を控え、自国が「ロシアと北朝鮮のような国々から実際の核の脅威を受けている」と発言した。
英国首相の発言には、驚かざるを得ない。
我々の核兵器が英国に脅威になるというのは、それこそ話にならない。
原潜を建造するなら黙って造れば済むであろうに、口実がなくて数千キロも離れたわが国に言いがかりをつけるのは非常に見苦しい。
英国が、先の1950年代の朝鮮戦争に軍隊を派遣したことによって両国が戦ったことはあるが、その後、我々は相互尊重と平等にもとづいて外交関係まで結んだので英国を敵とみなさない。
我々が英国の核兵器を我々にたいする脅威とみなさないように、英国も我々の核兵器を自国にたいする脅威とみなす必要がない。
英国が現世代と次代を保護するために核兵器を必要とするのと同じように、我々もやはり、米国がもたらす極端で実質的な核戦争の危険から自分を守るために核抑止力を打ちかためているのである。
我々は、誰が何と言おうと米国の核の威嚇から国の自主権と民族の生存権を守るための自衛的核抑止力を引き続き強化していくであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】
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