ドイツは南朝鮮へのミサイル販売を中止せよ
−2016年8月14日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、ドイツが南朝鮮かいらいに攻撃用ミサイルを納入しようとしていることと関連して14日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 ドイツが我々の戦略的拠点を精密攻撃できる空対地ミサイル「タウルス」を今年中に南朝鮮に納入することになるとの報道が出ている。

 これが事実であれば、ドイツの行為は、紛争地域にたいする武器輸出を禁じた国内法まで無視し、世界最大のホットスポットである朝鮮半島の情勢をさらに激化させる反平和的行為となる。

 かつて、「防御用兵器」の美名のもとに地対空誘導弾パトリオット(PAC3)とディーゼル潜水艦を南朝鮮に売ったドイツが攻撃用ミサイルまでためらいなく与えるのは、同族対決に血眼になって狂奔する南朝鮮当局者の新たな戦争挑発策動をさらにあおる結果だけをまねくであろう。

 2度の世界大戦を起こし、人類に計り知れない災難を強いたことについて重ねて謝罪し、分裂の苦痛を直接なめたことで、誰よりも朝鮮半島の「安定」と「平和」を望むと口では多く言ってきたドイツがいま、戦争をあおる行為をはばかりなくおこなっている。

 ドイツが、国内法もお構いなしに南朝鮮に攻撃用ミサイルまで売り渡し、国の自主権と民族の生存権、地域の平和を守るための我々の自衛的措置に国連安全保障理事会「決議違反」であるといちいち言いがかりをつけることこそ言語道断である。

 ドイツは、兵器実験そのものが「国際平和と安全に対する脅威」であるという国連安保理「決議」が公正であるのかについて答える勇気をもつべきであろう。

 ドイツが国際舞台で「より大きな責任」を担おうとするなら、朝鮮半島情勢にたいする正しい見解をもって慎重に行動すべきであろう。

 朝鮮半島と地域の平和を破壊する南朝鮮にたいするドイツのミサイル販売は、直ちに中止されなければならない。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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