敵視政策と核の威嚇の要素は無慈悲な対応免れない
−2016年8月22日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省は22日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 米国が、朝鮮半島に再び一触即発の核戦争の危険をまねいている。

 米国は22日から、南朝鮮と日本など海外の基地に展開された多くの米軍と南朝鮮かいらい軍の兵力、そして、膨大な戦争手段を動員してわが共和国を狙った「ウルチフリーダムガーディアン」合同軍事演習を強行する道に入った。

 米国が、我々の再三の警告にもかかわらず、南朝鮮かいらいと結託しておこなう大規模の侵略的な合同軍事演習は徹頭徹尾、わが共和国にたいする核先制攻撃を狙った重大な軍事的挑発であり、地域の平和と安定にたいする挑戦である。

 特に、今回の軍事演習は、米国が朝鮮半島とその周辺に各種の戦略爆撃機とTHAADなどの戦略資産を引き続き投入して、前例なく不安定になった朝鮮半島情勢を戦争勃発の局面に追い込む許しがたい犯罪行為である。

 米国が攻撃的で侵略的な合同軍事演習と武力増強策動を絶え間なくおこなって情勢激化の悪循環をつくる下心は、何としても昨年8月の事態のような最も極端な情勢を再び醸成し、それを口実に南朝鮮にさらに多くの戦略資産を投入して米・日・南朝鮮三角軍事同盟の形成を合理化し、この地域で軍事的支配権を維持しようとすることにある。

 侵略的な米国・南朝鮮合同軍事演習が全面中止されない限り、朝鮮半島と地域での緊張緩和や平和と安全保障について考えることさえできない。

 我々は、米国の恒常的な核の威嚇から我々の国家と体制を防衛するための自衛的措置として核武装の道を選択したし、核戦力の強化を戦略的路線として堅持している。

 米国によって強いられている核戦争の危険を威力ある核抑止力に依拠して根本的に終息させ、地域と世界の平和を守るのは、わが共和国政府の一貫した立場である。

 米国が絶え間なくおこなっている侵略的な戦争演習をはじめとする対朝鮮敵視政策と核の威嚇の要素は、わが軍隊と人民の断固たる無慈悲な対応を免れないであろう。【朝鮮通信=東京】


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