人民の権利保障と生活向上に全力尽くす
−2016年10月28〜31日−

 11月4日の朝鮮中央通信によると、第71回国連総会第3委員会(人権)で「人権保護の増進」に関する討議が10月28日から31日までおこなわれた。

 朝鮮代表は演説で、敬愛する金正恩同志の次代愛、人民愛の政治によってすべての人民が人民大衆中心の朝鮮式社会主義制度で自身の権利を思う存分行使し、真の人権を享受していることに言及した。また、朝鮮政府は人民の生活を責任をもってみ守ることをいっときもおろそかにできない第一の重大事に、人民の苦痛と不幸を癒すことをこのうえなく重大な事業にかかげていると強調した。

 さらに、去る8月末から9月初めに類例のない突風と大雨で莫大な被害に見舞われた北部地域の人民の生活を一刻も早く落ち着かせ、彼らに安定した生活条件を整えるために国家が人的・物質的・技術的潜在力をすべて動員、集中する措置を講じていると述べた。

 そして、朝鮮政府は今後も国の人権保障制度を強固にし、発展させ、人民の権利保障と生活向上のために全力を尽くすであろうと明らかにした。

 朝鮮代表は、敵対勢力が我々の思想と制度を崩そうと狂乱的におこなう「人権」騒動の本質と反動性を明らかにし、断罪した。

 そして、国連が米中央情報局(CIA)の拷問蛮行と米国の各種の人権蹂躙行為、特大型の反人倫犯罪にたいする謝罪と賠償を回避しようとする日本の狡猾な策動、我々の公民にたいする南朝鮮かいらいの集団誘引・拉致蛮行などを公式議題として扱い、早急に対策を講じることを求めた。

 一方、米国と日本が、我々のありもしない「人権問題」に言いがかりをつけて挑発したことと関連して朝鮮代表は、米国は誰それを中傷する前に世界最大の人権の不毛の地に転落した自分らの残酷な人権蹂躙の実態から正せとくぎを刺したし、日本に対しては米国の対朝鮮敵視政策に盲従、妄動せずに過去の反人倫犯罪について即時謝罪し、賠償することを改めて強く求めた。【朝鮮通信=東京】


inserted by FC2 system