ミサイル発射訓練問題視の国連安保理声明を排撃
−2017年3月8日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国と追従勢力がわが軍隊の弾道ミサイル発射訓練を問題視しようと策動していることに関連して8日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 今回おこなわれた朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊の弾道ミサイル発射訓練は、日々増大する米国と敵対勢力の核戦争策動を断固粉砕し、祖国と民族の安全を誉れ高く守るためのわが軍隊の通常の訓練である。

 現在、米国と南朝鮮かいらいは、とうとう、わが共和国を核兵器で先制攻撃するための合同軍事演習を強行することで朝鮮半島の平和と安定を破壊し、情勢を核戦争の瀬戸際へと追い込んでいる。

 いつ実戦に移るかわからない峻厳な情勢の要求に即して高度の撃動態勢を維持し、侵略者を無慈悲に一掃できる強力な抑止力をあらゆる面からかためていくのは、主権国家の正当な自衛的権利である。

 にもかかわらず、米国と敵対勢力が多くの戦略資産と膨大な武力を動員して、わが共和国を核先制攻撃するための実戦訓練を公然と始め、むしろ、国連安全保障理事会を発動してわが軍隊の通常の訓練に「脅威」であると言いがかりをつけていわゆる報道声明なるものを発表したのは、盗人猛々しい強盗の行為である。

 我々は、主権国家の自衛的権利を乱暴に蹂躙した国連安保理の報道声明を全面排撃する。

 米国が南朝鮮かいらいとともに史上最大規模で開始した核戦争演習こそ、我々を超強硬行動へと後押しする根源であるというのが公正な国際社会の一致した評価である。

 我々は、朝鮮半島の平和と安定を破壊し、地域の情勢を激化させる合同軍事演習の危険性について既に再三明らかにしており、今回もそれについて国連安保理に提訴した。

 我々の合同軍事演習の提訴と、米国と追従勢力の不純な動きにどう対応するかというのは、国際平和と安全保障を使命とする国連安保理がその責任を果たすかどうかを国際社会に示すはっきりとした契機になるであろう。

 わが軍隊は既に宣明したとおり、米国と南朝鮮かいらいが、わが共和国の自主権が行使される領域にたった一つの火の粉でも飛ばすなら、核弾頭を搭載した無敵の火星砲で侵略と挑発の本拠地を生存不可能に焦土にし、祖国の安全と人民の幸福を頼もしく死守するであろう。

 我々は必ず、我々の力で国家の平和と安全を守り抜くであろうし、世界の平和と安定を守るのにも積極的に寄与していくであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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