米国の「朝鮮支持国制裁」は強盗の論理
−2017年5月19日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省は19日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 米国が、我々の地対地中長距離戦略弾道ミサイル「火星12」型の試射に言いがかりをつけて国際的な反朝鮮制裁・圧力の雰囲気をつくろうと必死になっている。

 笑止千万なのは、米国と追従勢力が20余の国と国際機関が我々の弾道ミサイル発射を糾弾しただの何のとし、あたかも自分らの反朝鮮策動が国際的な支持を得ているかのように宣伝していることである。

 これは、黒白を転倒する卑劣な謀略策動である。

 いま、敵対勢力が騒ぐよりも何倍も多い国が朝鮮半島と地域の情勢を激化させ、我々を核戦力強化へと後押しした米国の対朝鮮敵視政策と狂乱的な合同軍事演習、核の威嚇と恐喝、軍事的冒険策動に反対している。

 最近開かれた国連安全保障理事会の緊急会合なる場で米国代表が、一部の国が米国が北朝鮮を脅していると事実をミスリードしているだの何のと愚痴をこぼしたこと自体が窮地に陥ってもがく米国の境遇をそのまま反証している。

 米国がいくらあがいても、地域と世界の平和と安全を破壊する侵略者、挑発者としての犯罪的正体を絶対に覆い隠せない。

 自主と正義を志向する国際的民心に嘘と捏造が通じなくなると、トランプ政権の一部の狂信者は他の国が北朝鮮を支持するのか、米国を支持するのか決定をくだせ、北朝鮮を支持するいかなる国や団体、個人も徹底的に制裁するであろう、国際機関でも問題視するとして国連に君臨して乱暴を働いている。

 このような暴言は、米国を支持しない国は米国の敵であると騒ぎ立てた横暴非道なブッシュ一味を連想させる。

 これは結局、世界のすべての国が、米国の意思に服従するのか、そうでなければ制裁、圧力の対象になべきであるという強盗の論理であり、米国が騒いでいる「国際社会の総意」なるものがどうでっち上げられているのかを赤裸々に示している。

 国際舞台でこのような強権と専横が許されるなら、主権国家の自主的発展も、真の国際正義も実現しないし、世界は米国という強盗が好き勝手にのさばる不毛の地と化すであろう。

 朝鮮半島緊張激化の根源を根こそぎにし、真の国際的な民心と正義をむやみにめった切りする横暴非道な群れを治めるためにとったのが、まさに我々の核の宝剣である。

 米国が国際世論をミスリードして我々に対する無謀な圧力の度合いを強めるほど、正義の核抑止力を強固に打ちかためるための我々の努力はいっそう強化されるであろう。【朝鮮通信=東京】


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