朝鮮政府声明支持平壌市民集会
−2017年8月9日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮政府声明に全幅の支持を寄せる平壌市民集会が9日、金日成広場でおこなわれた。

 集会には、金己男、崔泰福、李李洙墉の各氏と朝鮮社会民主党の金永大委員長、内閣、社会団体、省、中央機関、市内の機関、工場、企業所の活動家、勤労者、青年学生が参加した。

 朝鮮政府声明を朝鮮国務委員会委員である朝鮮労働党の李洙墉副委員長(政治局委員)が読み上げた。

 集会では、国務委員会委員である朝鮮労働党の金己男副委員長(同)が演説した。

 金己男副委員長は、米国とその追従勢力が我々のICBMの試射に言いがかりをつけて今回、またもや国連の名を盗用して「制裁決議」をでっち上げたのは我々の自主権と生存権、発展権を完全に抹殺しようとする前代未聞の反人倫的蛮行であり、少しも許されない特大型の国家テロ犯罪であると断罪した。

 また、最もずうずうしいごろつき国家の米国が主導し、定見のない卑劣な連中が集票機になって今回の「制裁決議」をでっち上げたのは、チュチェの核強国、世界的な軍事強国の戦略的地位に上り詰めたわが共和国の地位に仰天した連中の断末魔のあがきにすぎないと糾弾した。

 さらに、我々が最強の核とミサイルを保有したのは、国と民族の運命を守り、自主的発展の権利を保障するための正当な自衛的措置であり、「世界唯一の超大国」を自任する米帝が有象無象を総動員しても、あえて我々をどうすることもできず、汚らわしい犯罪文書の類いをでっち上げている現実は、わが党の並進路線こそ平和繁栄の永遠の旗印であり、必勝の武器であることを明々白々に実証していると明らかにした。

 金己男副委員長は、敵対勢力はこれまで我々の正当な権利の行使にことごとに言いがかりをつけ、何度も国連「制裁決議」なるものをでっち上げたが、どんな制裁も、圧力も我々を驚かせなかったし、むしろ、我々の自主的信念をさらに強固にし、我々の自彊力(自分で自分を強くする力)を増大させる結果だけをもたらしたと述べた。

 また、我々は、米国の強盗行為が絶頂に達している状況で、あらゆる不正義と悪の根源を根こそぎにする正義の力を百倍、千倍にさらに力強く打ちかため、我々の前途を阻む者がどのような悲惨で凄絶な運命に瀕することになるのかをはっきりと示すであろうと強調した。

 そして、初歩的な正義も、礼儀さえもすべて捨て、米国の操り人形になって盲従、盲動した周辺諸国も、朝鮮半島情勢をさらに激化させ、地域の平和と安全を脅かした責任から決して逃れられないと言明した。

 金己男副委員長は、米国とそれにすがり付く群れがいくら狂奔しても、最強の核とICBMまで持っているわが共和国はびくともしないと述べ、こぞって敬愛する最高指導者金正恩同志の百戦百勝の指導に従って反帝・反米対決戦と社会主義強国建設の最後の勝利のために力強くたたかおうと強調した。

 続いて、各階層の代表が演説した。

 労働者階級を代表して演説した平壌穀産工場のパク・ヒョンリョル支配人は、すべての朝鮮労働者階級の名で我々のICBM試射にかこつけて米国と敵対勢力が不法、無法にでっち上げた「制裁決議」を全面排撃する朝鮮政府声明を全的に支持、賛同すると強調した。

 農業勤労者を代表して力浦区域協同農場経営委員会のチョン・ヨンスク委員長が演説した。

 チョン・ヨンスク委員長は、コメはすなわち社会主義であり、敵撃滅の銃弾、砲弾であることを銘記し、コメの山で地面が沈むほど農業をしっかり営んで敵の暴悪な制裁・封鎖策動を水泡に帰するようにすることに言及した。

 知識人を代表して演説した金策工業総合大学のキム・チョルホ学部長は、知識人が、米帝が我々の正常な貿易活動と経済交流まで全面遮断する前代未聞の挑発を仕掛けてきた情勢の要求に即して、世界を驚かす大きな科学技術成果で敵の制裁の金網をことごとく踏みつぶすであろうと強調した。

 青年を代表して演説した金日成−金正日主義青年同盟平壌市委員会のムン・チョル第1書記は、我々青年勇士は一身がそのまま500万の銃弾、爆弾、500万の核弾頭になって憎むべき米国という土地の塊を地球上から跡形もなく吹き飛ばすであろうと述べた。

 続いて、デモ行進がおこなわれた。

 参加者は、「敬愛する最高指導者金正恩同志を決死擁護する銃弾、爆弾になろう!」「反朝鮮『制裁決議』を全面排撃する朝鮮政府声明に全幅の支持を寄せる!」などのスローガンが書かれたプラカードをかかげ、吹奏楽のメロディーに足並みをそろえて歩武堂々と行進した。【朝鮮通信=東京】


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